『週刊少年ジャンプ』のなかで人気沸騰中のマンガ『チェンソーマン』。単行本発売PVが意味不明!? これまでに話題となったPVをご紹介します。
ジャンプ作品のファンなら、一度は『週刊少年ジャンプ』のYouTube公式チャンネル「ジャンプチャンネル」を覗いたことがあるはず。ジャンプチャンネルには、新連載作品の公式PVや漫画に声を当てた「ボイコミ」など、さまざまな動画が公開されています。
なかでも、連載作品の単行本発売記念PVは、作中の画像を使いながら、音楽とともに作品の世界観を表現するコンテンツとして人気を集めています。たいていは新刊発売記念動画の多くは本編の内容に即したものが多い、発売記念PV。しかし、発売記念PVを観ても「作品の内容がまったくわからない」と、世間、そして筆者のなかで話題なのが『チェンソーマン』のPVです。
『チェンソーマン』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『チェンソーマン』|『ファイアパンチ』の鬼才、新時代を切り開くダークヒーロー漫画で週刊少年ジャンプに初登場!! 騙され借金まみれで、貧乏な生活を送っていた少年デンジ。チェーンソーの悪魔のポチタと共にデビルハンターをしながらどうにか生きていたが、ある日残虐な悪魔に狙われてしまい...!?現在『週刊少年ジャンプ』で大人気連載中のマンガ『チェンソーマン』(藤本タツキ/集英社)。同作は、悪魔が人間たちの生活を脅かす世界を舞台に、悪魔と敵対するデビルハンターたちの熾烈な戦いを描く、ダークファンタジー作品です。主人公は、瀕死の状態でチェンソーの悪魔と契約をした少年・デンジ。悪魔でも人間でもない彼が、公安のデビルハンターとなり悪魔と戦う……というのが大まかな内容です。ただ、ストーリーが進むほどに衝撃の展開と過酷な運命がデンジと読者に襲いかかるため、最新話や最新刊が世に出る度に「この世の地獄」や「しんどい」などのコメントが、SNSにあふれるのも同作の特徴です。
そんな『チェンソーマン』のPVを厳選してご紹介します。
どんどん様子がおかしくなる!?
週刊少年ジャンプ新連載『チェンソーマン』公式PV
via www.youtube.com『チェンソーマン』のPVが初めて公開されたのは、2018年12月。新連載開始時の動画なので、デンジの職業や、チェンソーの悪魔・ポチタとの友情、チェンソーマンの変身シーンが盛り込まれています。
「面白そうな漫画が始まるんだ……」というワクワク感がある動画ですね。
しかし、2019年8月に公開された3巻発売記念のPVあたりから、いい意味で様子がおかしくなってきます。
『チェンソーマン』スペシャルPVノーカット版
via www.youtube.com独特な色彩と「チェンソーマン! チェンソーマン!」と、作品名を連呼するBGM。チェンソーマンが次々と登場する悪魔を切り裂く描写、そして、同じデビルハンターの姫野先輩のゲロを口で受け止めてしまったデンジの絶望の表情と、インパクトしかないシーンの連続。読者としては「なぜここを使用したのか……」と驚きを隠せないPVに仕上がっています。
このときは年齢制限があったため、動画が観られない若者もいたかもしれません。
メイキング動画も聞き入ってしまう
つづいて、2020年1月に公開された5巻発売記念PVは、3巻発売時と内容はほとんど同じ。ですが、色彩とBGMがパワーアップしています。また、このときは「ノーカット版」が公開された翌日に、YouTubeのガイドラインを守った「モザイク版」 も 公開されました。
さらに美声を轟かせるチェンソーマンコーラス隊のメイキング動画も公開されています。同じ言葉を連呼するだけなのに思わず聞き入ってしまう歌声はまさにプロの仕事……!
【メイキング】『チェンソーマン』5巻発売記念スペシャルPV
via www.youtube.com次も「チェンソーマン」BGMが進化するのかと思いきや、6月に公開された7巻のPVは本編画像と、“実写のチェンソーマン”の映像を組み合わせた、実験的な動画に。
シンプルにカッコいい! ですが、やはり画面に大きく表示される「恐怖デンノコ悪魔」や「斬り斬り(ギリギリ)!頭駄、頭駄(ズタズタ)!」からは内容が伝わってくるような、来ないような……。しかしそのインパクトから何度でも見返したくなる動画です。
『チェンソーマン』7巻発売記念スペシャルPV
via www.youtube.com9巻PVも解禁に!
ここまで読んでくださったみなさんは、すでにチェンソーマンPVの虜だと思います。残念ながら8巻発売時は動画が公開されませんでした。しかし、11月4日、第9巻の発売当日に新たな動画が解禁されたのです。
『チェンソーマン』9 巻発売記念スペシャルPV
via www.youtube.com最新刊まで読んでいる読者としては「え、ここも映しちゃうんだ」という驚きもありますが、音楽と作品の世界観のマッチングはさすがというほかありません。
それでいて、チェンソーマンに触れていない人にとっては、ただただ不思議な映像の連続。とにかく、人がバラバラになる漫画なんだな……という印象でしょうか。
摩訶不思議なチェンソーマンの公式PV。一度再生すると、もう抜け出せないかも?
(執筆:清談社)
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