JTによる『ひととき小説』の第13話が公開され、声優の梶裕貴さんが朗読を担当していることが明らかとなりました。さらに、これまでに公開された1~12話も梶さんの朗読付きで楽しむことができるようになりました。
『ひととき小説』は、2021年5月よりJTウェブサイト上で公開しているオリジナルコンテンツ。
30秒ほどで読めるイラスト付きの短編小説に触れてもらうことで、日常の中にある「ささやかな幸せ」に気付くきっかけとなることを目指しています。
これまで12名のイラストレーターがそれぞれのテイストで各話の作画を担当。
昨年末に公開された第八話「写真」では、 『ピンポン』『Sunny』『鉄コン筋クリート』等で知られる漫画家・松本大洋さんが作画を担当するなど、小説とともに楽しめるイラストにも力を入れてきました。
梶裕貴がJTの『ひととき小説』に登場。癒しの声で朗読を担当
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そして、8月1日に公開される第十三話「兄弟」では、『進撃の巨人』や『七つの大罪』などのアニメ作品への出演で知られる人気声優、梶裕貴さんが朗読を担当します。小説を視覚だけでなく耳でも体感し、より世界観に浸っていただけるよう、朗読を付けることとしました。
さらに、これまで公開してきた『ひととき小説』第一話から第十二話までのバックナンバーも、全て梶さんによる朗読にてお楽しみいただけるようになります!
人間の脳と心に癒しの効果を与えるという「1/f ゆらぎ」の響きを持つ梶さん。
包み込むような優しさと深みのある声によって、小説の世界がさらに立体的に広がるようになりました。
装いも新たになった『ひととき小説』をぜひお楽しみください。
梶裕貴さんからコメント「ひといきつきながらリラックスして」
<梶裕貴さん起用の背景>梶さんの包み込むように優しく深みのある声が、『ひととき小説』の「派手ではないけれどエモーショナルな世界観」を心地よくふく らませてくれることに期待して起用しました。<梶裕貴さんコメント>
■ひととき小説のナレーターが決まった際のご感想をお答えください。
小さい頃からJTさんが作られるCMやコピーの世界観が好きだったので、今回、声優として関わらせていただけたこと、とても嬉しく思っています。
最近でいうと『ひといきつきながら』や『想うた』などの楽曲が特に印象的。心に沁みる歌詞とメロディで、気づけば鼻歌を歌っている自分がいます。優しい世界。
■ひととき小説の原稿を読んだ際のご感想をお聞かせください。
この小説のテーマにある「ささやかな幸せ」と「ちょっとした気づき」。
忙しない毎日を生き、どうしても派手なことに意識が向きがちな現代人に、忘れかけていた"人の温もり"を思い出させてくれる、そんな素敵なドラマが詰まっているなと感じました。
エピソードごとにイラストレーターさんが変わり、またひと味違った印象で作品に触れられるのも面白いですよね。
■声優としてお仕事をする際は、キャラクターに徹することが多いと思いますが、ナレーターなど「梶裕貴」ご本人として声を担当する際に意識されていることはありますか。
とにかく作品の世界に寄り添うだけです。
■最後に、ひととき小説をこれから楽しむ人へ、一言頂けますでしょうか。
同じ物語であっても、受け手のタイミング次第で感じられ方が大きく変わる作品のような気がしています。
背中を押されるかもしれないし、一度足を止めて考える時間が欲しくなるかもしれない。なので、その時々に生まれた気持ちを大切にしてあげてほしいなと思います。きっとそれこそが、ご自身の本音なのではないかなと。
何はともあれ、どのエピソードも素敵な文章、イラスト、音楽です。ひといきつきながら、リラックスしてお聴きください。

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<梶裕貴さんプロフィール>9月3日生まれ。東京都出身。2004年に声優デビュー。
『進撃の巨人』エレン・イェーガー役をはじめ、『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍役、『七つの大罪』メリオダス役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ヒュンケル役など、話題作のキャラクターを数多く演じる。
2013年度には史上初の2年連続で声優アワード主演男優賞を受賞。
2018年に著書『いつかすべてが君の力になる』を出版し、累計7万部のヒットを記録。
TVドラマでの主演をはじめ、ミュージカルや朗読劇、さまざまなプロデュース業など活躍の場を広げている。
その声に、人間の脳と心に癒しの効果を与えるという「1/f ゆらぎ」の響きを持つ。
『ひととき小説』第十三話「兄弟」のあらすじ
『ひととき小説』は、一話読み切りの形を取りながらも、各話の登場人物がゆるやかにつながっていて、全体でも一つの話になっているタイプの読み物です。中心となる登場人物は、飄々としながらたまにいいことを言う先輩、日々の仕事や恋愛に一生懸命な若手男性、明るく純粋で情に厚い新人女性という会社の同僚3人。
その3人や周りの人との「なんでもないけれど、かけがえのない人生のひととき」を毎回切り取っていきます。
第十三話では、性格のまるで違う兄弟の姿が描かれています。
アイデアを作れる兄と、人間関係を作れる弟、 違う性格だからこそ二人の良いところが「かけ算」になるからこそ、たどり着ける場所がある。
短いストーリーながらも、二人がステージに立つ姿から、そこに至るまでの過程などに想像が膨らむような小説になっています。
<8月 ひととき小説 第十三話「兄弟」のひとこと解説>
会社でもスポーツでも、同じような人ばかりが集まったチームは面白味に欠けると思いませんか。
たしかに考え方が近い人と一緒にいるのは楽です。自分と違う考え方には、誰しも最初は抵抗があります。
でも少し心を開いて、受け入れて みると、新しい発見があるかもしれません。お互いが成長するきっかけが見つかるかもしれません。
たいせつなのは、個性の違いを認め、生かすこと。
いろいろな個性の人が同じ方向を向き、個々の実力以上の能力を引き出し合う。いいチームには、そんな特徴があると思います。
これまでの『ひととき小説』
■第一話「迷路」屋上で“人生は迷路かもしれない”と自分に自信をなくし悩む会社員が、先輩から“迷ったときは選んだほうが正解だ”と 言われるひとときを、イラストレーターのなかむら葉子さんが繊細なタッチのイラストで表現しました。

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■第五話「片想い」第四話「願い」から1年後、社会人2年目になった登場人物のみゆきさんと、みゆきを想う母の日常のひとときを、イラストレーターのしらこさんが柔らかなタッチで表現しました。

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■第六話「検索」第五話「片思い」からさらに1年後、社会人3年目となり悩みが増えた登場人物のみゆきさんが、自分と同じ悩みを抱えていた若かりし頃の父に思いを馳せるひとときを、イラストレーターで漫画家のカシワイさんが表現しました。

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■第八話「写真」第八話では、先輩とその家族の思い出と現在の話が描かれています。第二話で語られた父との関係。成長した家族とともに先輩は何を想うのか。
漫画家の松本大洋さんがノスタルジーを感じさせるひとときを表現しました。第二話のイラストに出てきたある小物が物語を演出する伏線にも注目です。

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■第十話「バス」とあるバスで出会った外国人の女性。うとうとしてあくびをすると、となりの彼女もあくびをしていた。
言葉は通じなくても“あくびはうつる”。

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■第十一話「幸せ」「幸せってなんだろうね。」夫の問いかけに、「幸せってなんだろうねって語り合えるような時間のことじゃない?」と答える妻。
そんななんでも無いやり取りを愛する人とすることの幸せなひとときをイラストレーターの小林マキさんが表現しました。

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『ひととき小説』について
JTのウェブサイトは、企業理念である“ひとのときを、想う。”に基づいて、心に訴えかけることを目指しています。『ひととき小説』は、なにか別の目的でサイトを訪れた人にも、ちょっと立ち寄って「心豊かなひととき」を感じてもらうことができないか。そんな想いからスタートしました。
家族や恋人、職場の同僚といった各話の登場人物を通じて「日常の中にひそむささやかな幸せ」を描くことにより、「かけがえのないひととき」や「大切な時間」を共有・共感してもらうことを企図しています。
なんでもない日常にある「ささやかな幸せ」。 それに気づくかどうかで、 ちょっと毎日は楽しくなる。 見方を変えれば、生き方も変わってくる。
『ひととき小説』はそんな日々のちょっとした気づきが大切であることに気づかせてくれる小さな小さな小説です。
なお、『ひととき小説』は、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構が開催する第9回Webグランプリ「企業グランプリ部門」にてコーポレートサイト賞・優秀賞を受賞しました。
公開スケジュール:毎月 1 日(※1日が土日祝日の場合は、第1月曜日に公開となります)