作者の尾田栄一郎先生より「あと5年で終了」宣言がされるなど、クライマックスへ向けますます盛り上がりを見せる『ONE PIECE』。物語の核心へ迫るエピソードが次々飛び出す今、もう一度読み返しておくべき重要なストーリー“魚人島編”をご紹介します!
週刊少年ジャンプで連載中のワノ国編も佳境を迎え、ますます盛り上がりを見せる『ONE PIECE』。そこで、今もう一度振り返って復習しておきたい大事なエピソードをご紹介! 本記事では“魚人島編”をピックアップしてご紹介します。空白の100年にも関わるあの人物のヒントも……?
DVD『ONE PIECE Log Collection “SHIRAHOSHI”』画像
via DVD『ONE PIECE Log Collection “SHIRAHOSHI”』より【1】話題の“ジョイボーイ”初登場はココ!
現在連載が続くワノ国編でも、たびたび登場し話題にのぼる“ジョイボーイ”。その初登場は魚人島編。海の森で描かれたエピソードでした。
ネプチューンいわく“ジョイボーイ”とは空白の100年を生きた人物で、当時の人魚姫へ宛てた謝罪文を歴史の本文(ポーネグリフ)に残したと言います。そして、その約束を“ジョイボーイ”に代わって果たしにくる者がいつか必ず現れると言い伝えがあるそう。
その、現代に現れるという“ジョイボーイ”こそがルフィなのではないかという説が今、数ある『ONE PIECE』の考察の中でトレンドとなっています。
空白の100年にも関わる“ジョイボーイ”にまつわるエピソードは今後絶対に重要になってくる大事なポイント。今一度じっくりと読み返しおさらいしておきましょう。
【2】しらほしの正体は古代兵器。2人の王とは?
そして、“ジョイボーイ”の存在とあわせて抑えておきたいのがリュウグウ王国の人魚姫、しらほしです。実は海王類と会話ができる特殊能力を持つ彼女の正体は『ONE PIECE』に登場する3つの古代兵器のうちのひとつ「ポセイドン」。
しらほしはまだ自身の力をコントロールできませんが、この力は悪意を持って使えば世界をも滅ぼしうる強大なものだと言います。
先ほど登場した“ジョイボーイ”と同じ時代を生きた人魚姫も、ポセイドンと呼ばれていたんだそう。
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via www.youtube.comまた、ワノ国の過去編ではロジャーとおでんが海王類の「僕たちの王が生まれる」「2人の王がまた出会う」という海王類の会話を聞いていました。いつかその二人の王が世界を“夜明け”に導く役割を担うらしいのです。2人の王のうち、1人の候補として名が挙がっているのがモモの助。
万物の声を聞き、象主(ズニーシャ)に命令を下すこともできるうえ、ヤマトから「世界を“夜明け”に導くのはキミなんだよ!!!」とまで言われたことから有力視されています。そして、もう1人の有力候補こそがしらほしです。
モモの助が象主(ズニーシャ)と話せるように、海王類と意思疎通する力を秘めているしらほし。魚人島編では海王類が彼女に「君が生まれてくるのをずっと待っていたよ」と語りかけるシーンもあり、ロジャーたちが聞いた海王類の会話を想起させます。物語の核となる重要人物として今後も活躍すること間違いなしのしらほし。
海王類とのやり取りにも注目しながら読み返してみてはいかがでしょうか。もちろん、しらほしのほんわかとした可愛らしさも堪能してくださいね。
【3】“太陽の神ニカ”のヒントも?フィッシャータイガーやタイヨウに注目!
さらに魚人島編には、こちらも今話題のワード“太陽の神ニカ”のヒントも。まず注目したいのが奴隷解放の英雄と呼ばれるフィッシャー・タイガー。
彼はマリージョアの奴隷を解放し、解放された魚人や人魚が集うタイヨウの海賊団を作ったという功績があり、アーロンやジンベエらクルーからも慕われていました。
そんなフィッシャー・タイガーの生き様は“太陽の神ニカ”を体現していたのではないかと言われています。
ワノ国編で初めてその存在が明かされた“太陽の神ニカ”は、伝説の戦士であり「いつか自分達を救ってくれる」と奴隷達から信仰されていたそう。
確かに、奴隷解放を目指したフィッシャータイガーの行動は“太陽神ニカ”の言い伝えそのもの。「タイヨウの海賊団」という名前や、彼らが体に刻んでいるタイヨウのマークも信仰の現れなのかもしれません。
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via www.youtube.comまた、オトヒメ王妃が人間とのしがらみをなくし本物の「タイヨウ」を目指していたのも、“太陽の神ニカ”と繋がるものを感じられます。
『ONE PIECE』の世界は自由な海賊たちのイメージの一方で差別や奴隷といった問題も根深く、魚人島編はそれが特に色濃く現れているエピソードでもあるのです。
ルフィがワンピースを手に入れ海賊王となり、世界がひっくり返ったとき……この問題も解決するのでしょうか。魚人島編は重要な語句の連続や考えさせられるシーンの多さゆえにシリアスさも目立ちますが、うるわしの人魚たちの登場や宴など楽しいシーンも盛りだくさんです。
また、ルフィがジンベエを仲間に誘うシーンや、新世界編突入直後のパワーアップした麦わらの一味も見どころ。暑い夏にぴったりな、海の世界をぜひ味わってみてください。
ONE PIECE 連載1000話 突破記念ティザーPV
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