「集団幻覚」(しゅうだんげんかく)とは、実際には存在しないものを大勢が同様に知覚すること。転じて、同一コンテンツのファンが、実際には発表されていない新作や存在しないセリフについて、あたかも存在するように錯覚すること。
意味
「集団幻覚」(しゅうだんげんかく)とは、実際には存在しないものを大勢が同様に知覚すること。転じて、同一コンテンツのファンが、実際には発表されていない新作や存在しないセリフについて、あたかも存在するように錯覚すること。
集団幻覚の歴史は古い
古くは1690年代にアメリカのマサチューセッツ州で起きた「セイラム魔女裁判」や、日本の民間で行われる占い「こっくりさん」などが挙げられるが、近年使われる「集団幻覚」という言葉は基本的には事実を把握したファン同士による、インターネット上のジョーク。なかには「なかったことにしたい」系の、現実逃避を含む集団幻覚もある。
最近の集団幻覚・オタクの三大集団幻覚
最近話題になった、集団幻覚の一例は以下の通り。■モルカー13話
2021年に放送された『PUI PUI モルカー』最終12話放送後に、続話を望むファンが続々呟きTwitterでトレンド入り。後に新シリーズが制作決定している。
また、最終話が放送された翌週の放送時間になると、本来はないはずの「モルカー13話」がSNSのトレンドに登場し、「13話を視聴した」というツイートがTwitterにあふれた。
■ヒプアニ2期
2020年放送のアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima で「新発表がある」と告知された際、続編を熱望するファンによりTwitterでトレンド入り。
■シン・ウルトラマン全39話
映画『シン・ウルトラマン』のテレビシリーズを望む声より発生。Twitterでは架空の思い出を語るファンが続出した。
■封神演義はアニメ化してない
アニメ『封神演義』のクオリティに納得がいかない一部ファンによるもの。過去にアニメ化された名作の新規アニメ化が発表されると、たびたびSNSで話題になる。また、たびたび話題になるオタクの三大集団幻覚というものも。
『HUNTER×HUNTER』連載再開
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』リメイク決定(後に実現)
『アーマード・コア』シリーズ新作発売
「集団幻覚」はどんなときに使われる?
使用例:「ファンの集団幻覚みたいなセリフだ……」
「ずっと新作という集団幻覚を見ている」
「またオタクの集団幻覚だと思ったら現実だった!」
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