続編『半妖の夜叉姫』も放送され、長年多くの人に愛される『犬夜叉』より、主人公・犬夜叉の名言5選をご紹介。かごめを想うまっすぐな気持ちや不器用な優しさにグッとくる……!
完結から10年以上経った今もなお愛される高橋留美子先生原作の『犬夜叉』。続編となるTVアニメ『半妖の夜叉姫』の放送をきっかけに『犬夜叉』に再熱するファンも多いよう。時代を越えた冒険物語はもちろん、キャラクターたちの人間関係や恋愛模様も『犬夜叉』を語る上で欠かせない見どころ。特に恋愛については学ぶ点や共感できる点もたくさんあり、名言も多く生まれています。そこで今回は主人公の犬夜叉にスポットを当て、印象的なセリフをご紹介します。
犬夜叉 (1) (少年サンデーコミックス) 画像
via 『犬夜叉』 1巻 (小学館)【1】かごめが死ぬかもしれないと思ったら…こわかった…
まずは第7巻に登場するこのセリフ。殺生丸との戦いを終えた犬夜叉は、これから先、一緒にいたらかごめをもっと危険な目に遭わせてしまうかもしれないと感じます。
そして「かごめが死ぬかもしれないと思ったら…こわかった…」と井戸のそばでかごめを抱きしめると、そのまま井戸へ突き落とし現代へ返してしまうのです。行動は荒っぽいですが、言葉にはかごめを大切に想う素直な気持ちが表れています。犬夜叉の不器用な優しさも垣間見えるセリフでした。
後日、かごめと再会し「やっぱりかごめにそばにいてほしい」と伝える犬夜叉にもキュンときます。

犬夜叉 (7) (少年サンデーコミックス) 画像
via 『犬夜叉』 7巻 (小学館)【2】どんなになったって、俺は俺だ。かごめのこと忘れるわけねーだろ
16巻で悟心鬼に鉄砕牙を噛み砕かれて妖怪の血が暴走してしまった犬夜叉。妖怪になったら、犬夜叉の心がどこか遠くへ行ってしまうのではないかと心配するかごめに、犬夜叉は「どんなになったって、おれはおれだ。かごめのこと忘れるわけねーだろっ」と伝えます。妖怪に変化することが初めてだったため、犬夜叉自身もまだ戸惑っていました。それでも、自分を気にかけてくれるかごめの不安を拭おうと咄嗟にかけた言葉には優しさと人間らしさを感じます。
【3】泣いてねえっっ!みんな助かったんだからなっ!

犬夜叉 (25) (少年サンデーコミックス) 画像
via 『犬夜叉』 25巻 (小学館)七人隊との戦いが描かれる25巻での犬夜叉の言葉。寺にかくまわれたかごめたちですが、実はそこはすでに七人隊の手に落ちており一行は絶対絶命のピンチに。
駆けつけた犬夜叉は手遅れかと悔やみますが、かごめたちが目を覚ますと仲間の無事に涙します。それを七宝たちにからかわれると「泣いてねえっっ!みんな助かったんだからなっ!」と目に涙をためて反論します。
誰も信用しないとまで言い切っていた犬夜叉が仲間の命が助かったことに安堵して涙を流す……その成長ぶりに感動するシーンです。
【4】おまえはおれが初めて好きになった大切な女だ
そして、47巻で描かれた桔梗の最期に犬夜叉がかけたこちらの言葉。50年前、想い合っていたにも関わらず奈落の思惑ですれ違い、憎しみ合って死に別れることになってしまった犬夜叉と桔梗。蘇った桔梗は、今度は犬夜叉の腕の中で最期を迎えます。
桔梗が「やっとただの女になれた」と言うと、犬夜叉は「桔梗……おまえはおれが初めて好きになった大切な女だ」と伝え「それなのに何もしてやれなかった」と涙を零すのです。50年の時を経て、ほんのわずかでありながら二人で過ごす時間は桔梗にとって幸せなものであったはず。涙を隠すこともせず、想いをまっすぐに伝えてくれる犬夜叉はかっこいいですよね。

犬夜叉 (47) (少年サンデーコミックス) 画像
via 『犬夜叉』 47巻 (小学館)【6】かごめはおれに出会うために生まれてきてくれたんだ
そんな犬夜叉からブワッと溢れたかごめへの想いはまさに究極の愛の言葉。ファンにとっても、印象深いシーンではないでしょうか。こちらは56巻(最終巻)でのセリフ。本日、関西エリア9月28日月曜深夜2時29分MANPAにて第25話、第26話再放送です✨
— 半妖の夜叉姫 (@hanyo_yashahime) September 28, 2020
いよいよ最終回!
『半妖の夜叉姫』に繋がる物語、是非ご覧ください。
ytv MyDo!、TVer、GYAO!でも放送終了後より見逃し配信を実施いたします。
関西エリア以外の方はこちらも是非✨#犬夜叉完結編#半妖の夜叉姫 pic.twitter.com/yYs9jPsOX7
「かごめは玉の中で戦い続けるために生まれてきた」と言う四魂の玉。
犬夜叉は「かごめはおれに教えてくれた。笑顔を、人を信じる心を。かごめがいたから仲間ができた」「本当の強さも優しさも全てかごめが教えてくれた」と言い返し、「かごめはおれに出会うために生まれてきてくれたんだ」「そしておれもかごめのために……」と締めくくります。
初めは“桔梗に似た女”“四魂のかけらを集めるのに便利な女”といった認識でかごめを見ていた犬夜叉ですが、かごめと過ごしていくうちに仲間もでき、徐々に心を溶かしていった犬夜叉。最後にはかごめ自身を自分にとって最も大切な存在として認識するように。物語を通して、強くなっていくだけではなく人としても成長していく犬夜叉の言葉には、大切な人や仲間を想う気持ちが詰まっています。ちょっぴり不器用なところもまた魅力的ですよね。
紹介した言葉以外にも印象的なセリフが満載な『犬夜叉』。あなたの心に残った言葉はどれですか?
犬夜叉 プロフィール
犬夜叉(いぬやしゃ)CV:山口勝平
年齢:15歳(人間換算時)※実年齢は200歳
妖怪の父、人間の母を持つ半妖。四魂の玉を巡る奈落ならくとの戦いに勝ち、戦国時代に戻ってきたかごめを迎えた。
(『半妖の夜叉姫』公式サイトより引用)■りんが悲しむーー『半妖の夜叉姫』の名言6選 殺生丸の想いにグッと来る…!
https://numan.tokyo/anime/KPGsg
■『半妖の夜叉姫』最終回はどうだった?感想を聞いてみた「殺りんがとにかく尊い…」「『犬夜叉』キャラがエモかった!」
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■『半妖の夜叉姫』最終回、殺生丸の言葉が泣けた…「りんへの愛しか感じない」「公式ありがとう」姉妹愛も切なく尊い。
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