ナマモノ(なまもの)とは、アイドル、俳優、映画、舞台など、崇拝する対象が現実に生きている人間であるジャンルのこと。「nmmn」と表紙することも。
「ナマモノ」の意味
アイドル、俳優、映画、舞台など、現実に生きている人間を題材にしたジャンルや、その同人・創作を総称する隠語。「nmmn」と表記されることもある。
『ミュージカル テニスの王子様』や『舞台 刀剣乱舞』といった、二次元の作品を三次元に舞台化した“2.5次元”のジャンルは、間をとって“半ナマ”と呼ばれる。
また、対象がリアルタイムで生きている場合にのみ適応されるため、例えば個人である歴史人物を対象にした同人は「歴史創作」として扱われる。「ナマモノ」に対し「カワキモノ」「ヒモノ」と称されることも。
「ナマモノ」の由来・語源は?
創作されたキャラクターではなく、実在の人間をモチーフにしているため、著作権とはまた別の“人格権”というセンシティブな問題が発生する。事務所側の販売イメージにもかかわってくるので、無責任な同人活動は本気で訴訟対象になりうるのでは、とまことしやかに囁かれている。
このことから検索避けとして使われ始めたのが始まりである。
どのジャンルでも"本人にBL同人誌を送らない"、"本人が検索してもわからないよう、ジャンル名は伏字で"という鉄の掟が存在。
ホームページが主流の時代では、ウェブサイトを閲覧するためには分かる人なら分かるパスワードをいれないと閲覧できない、"鍵付き"のサイトがほとんどだった。
「ナマモノ」の使い方を例文でチェック!
「ナマモノは鍵アカで仲間うちだけで楽しむべきだ」「私はナマモノBLなんでもいける」
「舞台俳優のnmmnは地雷……」
「ナマモノ」に関連する言葉
・貴腐人⇒BL作品を書いたり読んだりすることを趣味とする「腐女子」から発展した。30歳を超えたあたりから名乗り始めることが多い。・商業BL⇒同人誌ではなく、出版社などから販売されるBL(ボーイズラブ)作品のこと。
・匂い系⇒BL(ボーイズラブ)として描かれているわけではないのに、 読み手側・視聴者側がBLとして捉えられ、妄想できてしまう作品のこと。