『半妖の夜叉姫』第29話も、謎や疑問点への予想、考察が盛り上がりました。麒麟丸の娘への愛情が明らかになったことで、「末法末世を望む」という野望に疑問が? また、殺生丸との対比も浮き彫りになって来ました。似ているようで違う、2人の特徴とは?

高橋留美子先生原作の『犬夜叉』の続編となるTVアニメ『半妖の夜叉姫』。第29話「りおんという名の少女」では、麒麟丸の娘、りおんが産霊山で眠り続けていた理由が明らかに。一方、殺生丸が胡蝶を斬り、せつなは眠りを取り戻すことができました。

りおんを溺愛する麒麟丸。その様子から、「この世を末法末世に変えようとしている」という野望を疑問視する声があがり始めています。また、殺生丸との共通点と対比にも注目が。似ているようで違う2人の特徴とは……?
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TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章キービジュアル

via TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章キービジュアル

麒麟丸、殺生丸の目的は愛する人を救うこと…“末法末世”は時代樹の勘違い?

第29話ではりおんの話から、末法末世とはすなわち、時空の彼方へ行ったことのない麒麟丸が阿久留を使って時空を歪めることで、それを実行すると今ある世界がなくなってしまうのだとわかりました。

『半妖の夜叉姫』がスタートして間もない第4話では、時代樹がとわたちに麒麟丸と殺生丸を倒すように依頼していたのを覚えているでしょうか?

時代樹いわく希林丸は「時空を歪め、この世を末法末世で飲み込み、全てを無に帰そうとしている」としているらしく、殺生丸も同じ道を辿っているとのことでした。
“全てを無に帰す”という言葉は戦国時代の消滅を意味していたということ。思っていた以上に恐ろしい事態が起きようとしている……!?しかし、麒麟丸が時空の彼方へ行こうとしている理由を考えると、彼が本当にそんな恐ろしいことを望んでいるのか疑問が生まれます。

麒麟丸は娘のりおんをひたすらに溺愛し、彼女の亡きあとも胡蝶を使って夢の中で再会を図るほど、異常とも言える深い愛情を注いでいる。そんな麒麟丸が時空の彼方へ行きたい理由は一つ、りおんを甦らせるためではないでしょうか?
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