Twitterで大反響を巻き起こした漫画『100日後に死ぬワニ』。深い余韻を残す終幕が描かれたものの、どうやら読者に“謎”も残したようです。ネット上ではどのような考察が繰り広げられているのでしょうか。
漫画家・イラストレーターのきくちゆうきさんがTwitterに投稿していた『100日後に死ぬワニ』。タイトル通り切ない余韻を残すラストを迎えましたが、解消されなかった“謎”をめぐる考察にもいまだ注目が集まっているようです。
100日後に死ぬワニ 完結記念サイト
日本中に見守られたあるワニのなんでもなくて、かけがえのない100日間の記録。100日目の“謎”とは?
『100日後に死ぬワニ』第1話が投稿されたのは昨年12月。「ワニ」の何気ない日常が描かれると同時に、コマの外には「死まであと99日」という文言が。投稿されるごとに死へのカウントダウンは続き、3月20日投稿の100日目をもって最終回を迎えています。
物語のラストはワニの事故死を暗示する形で幕を閉じましたが、一方で読者はメインキャラクターの「ねずみ」にも注目したよう。
最終回でねずみはグループメッセージに桜吹雪を写した画像と、「よくね?」というひと言を投稿しています。「100日後に死ぬワニ」 pic.twitter.com/RUblRfVWTs
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) December 12, 2019
しかし投げ出されたワニのスマホ画面には、グループメッセージ欄に桜吹雪の画像はあっても「よくね?」とは別のメッセージが表示されていました。桜吹雪の画像に対してワニは「スゲー!」「春に来たって感じ」と返信しているのです。
この事実に気づいた読者からは、「最終日はワニくんだけ過去のエピソードということ?」「もしかしてワニの事故は時間軸が違う?」といった声が。「100日後に死ぬワニ」
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) March 20, 2020
100日目 pic.twitter.com/r0Idn9I7mR
つまり最終回はねずみたちの過ごす時間が“現在”であり、その時点で既にワニは存在していない可能性もあるのでは、という説です。
ねずみの存在に注目する人も
“時間軸のズレ”が起きたのか真相は不明ですが、ねずみは過去(88日目)に気になるセリフも。ワニが「死んだらあげるよ」とねずみにゲーム機を託そうとした際、ねずみは「冗談でもそれは言うなよ」とピシャリ。そんなやり取りに、ネット上では「ねずみはワニが死ぬことを知ってるんじゃない?」というSF的な推測も見られました。同作は書籍化・映画化も決まっているので、残された謎に言及されるのか楽しみにしていましょう。
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