「ビッグラブ」の意味
「ビッグラブ」(びっぐらぶ)とは、「大好き」「愛してる」「ありがとう」「嬉しい」などのニュアンスを現すインターネット用語。主にSNS投稿の文末や返信などに使用される。また「大好きな~」「愛する~」など、好意や魅力を表す形容詞として使用したり、「大きな愛情」といった名詞として使用することもある。2022年現在は、「 」「 ______」など、特殊フォントを使用するケースも多い。
主に女性ユーザーによる使用が目立つ。
「ビッグラブ」の由来・語源
2013年の「ギャル流行語トップ10」にランクインした「BIG LOVE」から。こちらは特殊フォントではなかった。仲里依紗と中尾明慶が結婚報告のため、報道陣に向けたファックスに用いた「二人の合言葉はBIG LOVE」から広まったフレーズで、メールやブログなどの文末につけたり、カップルや友達で撮影した写真に文字を入れ加工したりといった方面で流行した。
「BIG LOOOOVE」などアルファベットの数を増やすこともあった。
その後ギャルの間では廃れたものの、オタク界隈を中心に、SNS上の投稿ややり取りで使用されるように。転じて「 な◯◯」など、形容詞としても使われるようになった。
特殊フォントを使い、より印象的に演出する「 」「 ______」といった記載も目立つようになっている。ハートマークや、ハートのハンドサインの絵文字と組み合わせることも多い。
「ビッグラブ」の活用例
会話文などでの「ビッグラブ」の使い方。「◯◯くん…… ……」
「推しカプがあまりにも可愛い。 ______」
「◯◯最高! !」
「今日は本当にありがとう!楽しかったです。
「このイラストは友達が描いてくれました。\ /」
「新しい衣装の推しが、まじで 過ぎるんだが」
「すぐに を抱いてしまうオタクなので…」
「オタクは感動するとすぐに ……ってなっちゃうんだよな」
「◯◯ちゃん可愛い! です」
「スタバでコーヒー買ったら『 』ってメッセージ書いてくれた」
「めちゃくちゃ !!!!!愛!!!!!」▼英語圏との親和性が高い?
英語圏では、手紙やメールの結びに「Love」「Big love」などをつけ、親愛を表すことがある。オタク界隈の使用方法は、ある意味本場表現に近いと言えるかもしれない。
▼アンジュルムファンからの認知度
ハロー!プロジェクトのアイドルグルーム「アンジュルム」のファンは、男女問わず使用することが多い。ライブ参戦後の感想や、推しへの称賛などで「アンジュルム最高でした… …」などツイートする姿が目立つ。
もともとメンバーのブログタイトルや運営のツイートなどで、たびたび「 」が使用されることが由来と考えられる。メンバーのひとり・船木結の卒業特番のタイトルは『船木結のアンジュルムBIG LOVE』であった。
▼自動車メーカーも「 」?
自動車メーカー「MINI JAPAN」では、環境のためにドライバーができることとして「BIG LOVEマインドを携えて運転すること」と掲げている。