アニメや実写映画も話題のマンガ『東京卍リベンジャーズ』(週刊少年マガジン連載中)。これまで有力だった説が覆り、半間に黒幕説が浮上!その根拠とは……?
『新宿スワン』の作者・和久井健先生が描く『東京卍リベンジャーズ』。27歳、冴えないフリーターの主人公・タケミチ(花垣武道)が中学時代の彼女・ヒナ(橘日向)の死を知り、過去へとタイムリープする能力を得て未来を変えるため奔走する異色のSFヤンキーマンガで、ストーリーの面白さや魅力的なキャラクターたちにハマる人が続出中の話題作です。読者が『東リベ』にのめりこむ理由の一つは、考察ポイントが多いこと。タイムリープ能力を持つ“タイムリーパー”は、実はタケミチ以外にも存在すると噂されているのはご存知でしょうか。一体それは誰なのか?
最悪の自体を引き起こし続ける、黒幕とは……。ネット上で推測されている2人の人物にせまります。
※記事の特性上、物語の内容に触れています
『東京卍リベンジャーズ』(1)(週刊少年マガジンコミックス) 画像
via 『東京卍リベンジャーズ』(1)(週刊少年マガジンコミックス) よりタイムリーパーはタケミチ以外にも存在するのか?
ストーリーが進むごとに、読者の間では「タイムリーパーはタケミチ以外にも存在する」という仮説が立てられるようになりました。最初に違和感を感じたという声が挙がったのは何と序盤の第2巻(第8話)。
現代でアッくん(千堂敦)と会ったタケミチは、線路に突き落としたのは自分だと告白され「過去に戻れるんじゃないのか?」と意表を突かれます。ナオト(橘直人)が未来を知っているかのように見えたとはいえ、大の大人がいきなりそんな超能力を疑うのはなんだか不自然です。そのため、この時点の現代のアッくんは身近に過去に戻れるタイムリープ能力を使う人物がいたか、その存在を知っていたのではないかと言われていたのです。
このアッくんによる線路突き落とし事件によって、初めてタケミチが過去へタイムリープしているというのも意味深ですよね。
物語が進むにつれ「タイムリーパーは自分以外にも存在する」と考えるようになるタケミチ。
タケミチも読者も、黒だと睨んで疑わなかったのがキサキ(稀咲鉄太)でしたが……ある事件により一転。
キサキの他にタイムリーパーであり黒幕の人物がいる……という可能性が濃厚になっていきました。

『東京卍リベンジャーズ』(21)(週刊少年マガジンコミックス)画像
via 『東京卍リベンジャーズ』21巻(講談社)より黒幕は半間か、それとも…
そして現在、タイムリーパー・黒幕として有力候補者となっている人物がハンマ(半間修二)です。ハンマはいつもキサキの側にいました。このことから、実はハンマが裏で彼を操って未来を改ざんしていたのではないか? と言われているのです。
さらに、キサキは「オレがタイムリーパーだと思ってんのか? オレは……」と言いかけたことがあり、それはハンマのタイムリープについて明かそうとした伏線だという線も捨てきれません。そして何より怪しいのが第4巻(32話)でヒナが殺される直前、タケミチを見て「車 乗ってねーじゃん」と意味深に呟くハンマが登場すること。
なぜハンマがこの現場にいたのか、また、なぜハンマがタケミチが車に乗っていたことを知り得たのか……。タイムリープ能力によって、ハンマは同じ状況を経験するのが初めてではなかったのではないかとされているのです。
そして、このハンマの不自然な登場を受け、さらなる黒幕として名が飛び出したのがナオト。#週刊少年マガジン 24号発売中! #東京卍リベンジャーズ 最新話も掲載! 今回は特別番外編、半間のお話です! 彼とキサキの出会いそして別れとは…!? pic.twitter.com/43clKAe5RN
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) May 12, 2021
姉のヒナを救うためタケミチの協力しているナオトになぜ黒幕説が浮上したのか……それは、上記の通りハンマがヒナの死亡現場に居合わせた件と関係します。
ハンマが「車 乗ってねーじゃん」と発言していたのは、誰かからタケミチとヒナが車にいることを聞いていた可能性もありますよね。
この時、ハンマへタケミチとヒナの居場所を知らせることができる唯一の人物はナオトなのです。ナオトはこの時なぜか車におらず死亡を免れました。一体どこへ姿を消していたのでしょうか?さらに、タケミチとヒナをドライブを提案し、外へ連れ出したのはナオト。ハンマと示し合わせて計画していた犯行という可能性もあるかもしれません。
ナオトは東京卍會のことにも詳しく、タイムリープ前の記憶を引き継いでいたりと怪しい点も多いのは事実。動機こそ不明ですが、ナオトも注視していきたい人物です。
#東卍クイズ タケミチの最初のタイムリープ、西暦何年から西暦何年へとタイムリープした? pic.twitter.com/TtBnCZWz0K
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) December 5, 2020
他にも疑わしい説が
その他、闇堕ちするに至った兄・真一郎、幼馴染・バジ(馬地圭介)、義妹・エマの死をなかったことにするためマイキー(佐野万次郎)がタイムリープを繰り返し、結果最悪の未来へ繋がっているという説や、未来へ帰った後、過去のタケミチ自身が暗躍しているという説、警察であるヒナの父が裏で東京卍會と繋がっており悪事を働いているという説も注目されています。果たして誰が何の目的でヒナを殺し、数々の最悪な事態を引き起こしているのか……あなたはどんな展開を予想しますか? これからのストーリーにますます注目です!■真の黒幕は…アニメ『東京リベンジャーズ』第6話、タイムリーパーは他にもいる?
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