8月に公開を控えた映画『のび太の新恐竜』。ドラえもんといえば“丸い頭”に“青いボディ”が特徴的ですが、そもそも“なぜ青い”のかご存知でしょうか。
だれもが知る国民的マンガ『ドラえもん』。諸説いろいろある“ドラえもんが青い理由”をご存じですか?主に2つの説が有名ですが、じつは年齢によってどちらの説で覚えているかが分かれるそうです。
映画ドラえもん35周年記念サイト
映画ドラえもん35周年記念サイト。1980年に公開の記念すべき第1作「のび太の恐竜」から最新作「のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」までの、ストーリーやゲストキャラクター、予告編やキャスト&スタッフの情報などを掲載昔と今で青くなった理由が違う?
まず1つ目の説は、三日三晩泣き続けてメッキが剥がれたため。この設定は1995年公開の映画『2112年 ドラえもん誕生』にて描かれており、広く認知されています。ネズミ型ロボットのせいで耳を失ったうえ、その姿をガールフレンドに笑われるドラえもん。おまけに間違えて“悲劇の素”を飲んでしまい、泣き続けた振動で黄色のメッキが剥がれる事態に……。一方もう1つの説は“青ざめた説”。ストーリーは耳を失うところまでは同じ。
ネズミに耳をかじられ、病院へ担ぎ込まれます。そして退院の日、耳のない姿を見たドラえもんはビックリ!「これが…… 僕!?」とショックを受け、そのまま青ざめてしまうのです。
これは1979年発売の『ドラえもん百科』で発表され、“メッキが剥がれた説”以前の世代に知られているものでした。ドラえもん50周年展 紹介映像 Vol.3は、「ドラえもんが青くなった秘密」 https://t.co/rlhqF9SISN pic.twitter.com/bvnMP97YRR
— 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム (@FUJIKOMUSEUM) June 7, 2020
ですが、さらに声優が一新したアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)にて描かれていることから、大山のぶよさん以降の“新ドラ”で育った世代にも知られているようです。
「0巻」では“イヌとネコのできそこない”!?
また、2019年に誕生50周年にちなみ発売された「0巻」にも現在と異なる点がある様子。幻の第1話が収録された0巻の表紙を見ると、赤いはずのしっぽが青に、白いはずの手足が薄いピンク色に塗られているのです。
説明には「ネコ型ロボット」ではなく「イヌとネコのできそこないロボット」と書かれていたり、さらにタケコプターなしで空を飛んでいたり、四つん這いで走ったりする姿も。

ドラえもん 0巻 (てんとう虫コミックス)
via ドラえもん 0巻 (てんとう虫コミックス)これを読んだ読者からは「知らないドラえもんがいる…」「これが作品の原点か。新鮮!」「先生も試行錯誤しながら作っていったんだなあ」などの感想が見られました。これだけの長期連載ともなると、些細な点が変化しているかもしれませんね。みなさんも探してみては?
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