「(変化は)ないです。自分をアイドルだと思って生活しているわけじゃなく、ひとりの人間として生きていきたいという感覚なので。ただ、アイドルというものに違和感を感じてきたので、自分がひとりで活動するときに『アイドル』をやらずにたとえば『アーティスト』なんて言ったら逃げているみたいで、ちょっと嫌です。アイドルとして考えていることを言うのが、一番説得力があると思うし、アイドルは本当に楽しいことだと思うので」
ソロアイドルとしての活動をスタートさせた8月1日のブログでは、「私の未来は私が決める」「口にしなければ未来を自分でつかむことは難しそうだ」と、率直な言葉でこれからの自分について語った和田。10月10日にはYouTubeの公式チャンネルで、自らが作詞した新しい楽曲を公開したが、自分をどんどんさらけ出すことに怖さはないのか?
「あったけど、もうなくなりました。自分の言葉でなんでも話せることを望んでいたけど、いざなったらすべて自分の責任だから怖かったです。それに、これまでのアイドル像が好きな人にとっては、私なんてたまったもんじゃないと思うんですよ。かわいい姿でいてほしいじゃないですか。でも、たまったもんじゃない人のほうが大勢だろうし、ちょっと怖かった。でも、メッセージをお伝えしたら近い感覚をもった人たちがこんなにいるんだ!と知って、怖くなくなりました」
プライベートでは大学院で美術史を学ぶ彼女。今後はどんな表現をしたいのだろうか。
「文章にすることや喋ることは、直接的でわかりやすい表現ですけど、自分の身体を使って表現をすることにもとっても興味があります。
和田は新たな挑戦について、「すごく楽しみ」と語ったが、それは観る側も同じこと。新たな道を自らの感性で切り拓いていく彼女がどこに向かうのか、楽しみは尽きなさそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.146(2019年10月26日発売/太田出版)