2時間超のライブをやり切り、サポートメンバーと共に観客に感謝を示すseven oopsのKEITA(左から2人目)、NANAE(同3人目)、MAIKO(同4人目)=2024年12月14日、北谷町のライブハウスMOD’S
沖縄県出身の3ピースバンド・seven oops(セブンウップス)の結成20年アニバーサリーライブが2024年12月、北谷町のライブハウスMOD’Sで開催された。これまでの歴史を丁寧に振り返っていくかのように計19曲を熱演。
ストリングスが演出する壮大なアレンジをバックにボーカルのNANAEは「全ての人生に喝采を あなたの人生に賞賛を」と、天国の大切な人に届けるかのように歌い上げた。4月にはフランス、フィンランド、オランダ、イギリス、ドイツを巡る欧州ツアーに出るseven oops。20年の節目にさらに活動規模を広げていく。
7人編成フルバンドで2時間超の全乗せイベント
結成20周年の記念公演は12月1日に東京でも開催され満員御礼となった。この日はサポートメンバーも含めた7人でのフルバンド編成。サポートギタリストには2017年に脱退したMICHIRUもかねてから参加するなど、メンバー間の和やかな雰囲気も観客がリラックスして楽しめる一つの要素となっていた。
白を基調にした透明感のある衣装で登場したseven oopsが1曲目に選んだのは、2024年1月に発表したアルバム「seven pops」より「Re:START」だった。「見上げる僕らの空に明日への鐘を鳴らせ」という歌詞が20年という節目を迎えてなお、気持ちを新たに踏み出していくという決意のようなものを感じさせる。
ベースのKEITA
この曲から2時間以上も歌い続けたNANAEは安定感抜群のボーカルで観客を引っ張った。強弱をしっかりつけたメリハリのあるグルーブを生み出すMAIKOのコーラスもNANAEの声に絡みつくように響いた。女性メンバー2人の声が重なった時に生まれる音色そのものも、seven oopsの大きな魅力だ。
海外でも聴かれてきた楽曲
ドラムのMAIKO
「次の曲がきっかけでseven oopsを知ってくれた人が多くなった気がする」とNANAEが切り出して演奏を始めたのは、2011年にアニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマ曲として採用された「ラヴァーズ」。世界的に人気の日本のアニメコンテンツのタイアップが多いseven oopsは、海外の漫画やアニメ関連のフェスにも出演を重ねてきた。
ボーカルのNANAE
年を重ねて感じられた「沖縄の力」
ライブ後半には、本人出演のオリオンビールのCM曲でもおなじみの2016年リリース「世界を回せ!!」が飛び出した。サビで一気に転調し、本当に世界が回って一変したかのような気分になる。「つまらない世界を回せ!!」の歌詞に呼応するかのように、観客らはタオルを振り回して一体感を楽しんだ。
アンコールを除く最後の曲に選択したのは「この島で」。NANAEは「デビュー当時は『沖縄っぽくないバンドになりたい』と思った時期もありましたが、年を重ねていくうちに沖縄という場所はすごく力を持った場所だなと改めて感じた」と紹介。三線の音色に包まれながら故郷に思いをはせた曲に贈られた拍手は、そのままアンコールの手拍子に変わっていった。
2時間超のライブをやり切り、サポートメンバーと共に観客に感謝を示すseven oopsのKEITA(左から2人目)、NANAE(同3人目)、MAIKO(同4人目)=2024年12月14日、北谷町のライブハウスMOD’S">
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沖縄県出身の3ピースバンド・seven oops(セブンウップス)の結成20年アニバーサリーライブが2024年12月、北谷町のライブハウスMOD’Sで開催された。これまでの歴史を丁寧に振り返っていくかのように計19曲を熱演。
アンコールで翌日リリースの新曲「喝采」を披露する際に、ベースで作曲者のKEITAは、大切な人を亡くしたり新しい命が生まれたりしていく中で「大きなテーマを持って作曲したかった」と語りかけた。
ストリングスが演出する壮大なアレンジをバックにボーカルのNANAEは「全ての人生に喝采を あなたの人生に賞賛を」と、天国の大切な人に届けるかのように歌い上げた。4月にはフランス、フィンランド、オランダ、イギリス、ドイツを巡る欧州ツアーに出るseven oops。20年の節目にさらに活動規模を広げていく。
7人編成フルバンドで2時間超の全乗せイベント
結成20周年の記念公演は12月1日に東京でも開催され満員御礼となった。この日はサポートメンバーも含めた7人でのフルバンド編成。サポートギタリストには2017年に脱退したMICHIRUもかねてから参加するなど、メンバー間の和やかな雰囲気も観客がリラックスして楽しめる一つの要素となっていた。
白を基調にした透明感のある衣装で登場したseven oopsが1曲目に選んだのは、2024年1月に発表したアルバム「seven pops」より「Re:START」だった。「見上げる僕らの空に明日への鐘を鳴らせ」という歌詞が20年という節目を迎えてなお、気持ちを新たに踏み出していくという決意のようなものを感じさせる。
ベースのKEITA
この曲から2時間以上も歌い続けたNANAEは安定感抜群のボーカルで観客を引っ張った。強弱をしっかりつけたメリハリのあるグルーブを生み出すMAIKOのコーラスもNANAEの声に絡みつくように響いた。女性メンバー2人の声が重なった時に生まれる音色そのものも、seven oopsの大きな魅力だ。
海外でも聴かれてきた楽曲
ドラムのMAIKO
「次の曲がきっかけでseven oopsを知ってくれた人が多くなった気がする」とNANAEが切り出して演奏を始めたのは、2011年にアニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマ曲として採用された「ラヴァーズ」。世界的に人気の日本のアニメコンテンツのタイアップが多いseven oopsは、海外の漫画やアニメ関連のフェスにも出演を重ねてきた。
ボーカルのNANAE
年を重ねて感じられた「沖縄の力」
ライブ後半には、本人出演のオリオンビールのCM曲でもおなじみの2016年リリース「世界を回せ!!」が飛び出した。サビで一気に転調し、本当に世界が回って一変したかのような気分になる。「つまらない世界を回せ!!」の歌詞に呼応するかのように、観客らはタオルを振り回して一体感を楽しんだ。
アンコールを除く最後の曲に選択したのは「この島で」。NANAEは「デビュー当時は『沖縄っぽくないバンドになりたい』と思った時期もありましたが、年を重ねていくうちに沖縄という場所はすごく力を持った場所だなと改めて感じた」と紹介。三線の音色に包まれながら故郷に思いをはせた曲に贈られた拍手は、そのままアンコールの手拍子に変わっていった。
2時間超のライブをやり切り、サポートメンバーと共に観客に感謝を示すseven oopsのKEITA(左から2人目)、NANAE(同3人目)、MAIKO(同4人目)=2024年12月14日、北谷町のライブハウスMOD’S">




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