日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)は2025年度中に、那覇-台北線(桃園国際空港)を就航する。同社の国際線定期便は初めて。
那覇-台北は現在週63往復126便が運航されており、JTAが就航すればコロナ禍前を上回る見通し。担当者は「JTAとしても旺盛な訪日需要に応えたい」とした。便数は未定。
 JTAはこれまで、春節や中秋節など台湾の長期休暇に合わせてチャーター便を運航し、定期便の可能性を探っていた。機材繰りや台湾当局との調整にめどがついたことから新規開設を決めた。
 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によれば、那覇空港を使った国際線で最も多いのが台湾路線で、高雄や台中を含めて週77往復154便が運航される。24年4~9月の入域者数は49万8千人で、前年同期の2倍に増えた。担当者は「距離的な近さや運賃の安さもあり、台湾内の旅行と同じくらい気軽に那覇を訪れる人が増えている」と話した。
 国内の航空会社ではピーチアビエーション(大阪府)が那覇-台北線を運航している。(政経部・大川藍)
JTA、那覇-台北線を就航へ 初の国際線定期便 便数は未定、...の画像はこちら >>
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