同店はユナイテッド・シーメンズ・サービス(USS)が運営する。バーやビリヤード場、アメリカ製品が購入できるショップなども併設。95年には那覇市奥武山から現在の場所に移転した。
転機は新型コロナ禍による利用客の激減。外食控えに加え、船員は入港しても上陸できず、コロナ収束後もディナータイムは回復しなかった。
機械の大型化で荷揚げなどの時間が短縮され、午前中に入港すると午後には出港するなど船員の来店機会も減った。現在は客のほとんどが県民といい、ドル建て料金のため円安ドル高が響いて県民の客足も遠のいた。
USS沖縄センターディレクターのドナルド・レミウー氏は「政治家や社長の利用も多く、とてもにぎやかだった」と振り返り「閉店は残念だが、時代の流れ。スタッフとお客さまに感謝したい」と話した。
ランチは午前11時~午後2時半。ディナーは金曜・土曜のみで、午後5時~9時。
