桑江朝千夫市長の死去に伴う沖縄市長選が26日、投開票される。市政与党が擁立する無所属新人で元県議の花城大輔氏(53)=自民、公明推薦=と、市政野党が擁立する無所属新人で元県議の仲村未央氏(52)=立民、共産、社民、社大推薦=が一騎打ちを展開する。
25日は両候補とも最後の訴えに力を入れ た。
花城氏は東部地域から出発して市内をくまなく回った。胡屋十字路で開かれた打ち上げ式の前には、国道330号沿いでのぼりを持って手振りをする支持者らと握手しながら会場まで歩いて向かった。桑江市政10年の実績やその継承を強調し、少子化対策などで独自の政策の実現も訴えた。
仲村氏は、胡屋十字路での早朝行動から始動。玉城デニー知事と北部・東部地域で遊説し、沖縄市産業まつり会場のコザ運動公園を訪れた。女性市長誕生による市政刷新を訴え、老朽化した公共施設の更新や幅広い子育て・教育支援の実現、高齢者と障がい者を支える政策などを強調した。
花城大輔氏(はなしろ・だいすけ)1971年8月3日生まれ。沖縄市出身。北谷高卒。
仲村未央氏(なかむら・みお)1972年5月24日生まれ。沖縄市出身、琉球大卒。同市議を経て、2008年県議選で初当選し、5期。立憲民主党県連代表も務めた。