投票率は、前回2022年4月の市長選(45・14%)を3・97ポイント上回る49・11%だった。
27日に市長に就任する花城氏は「桑江市長の人生が評価され、誰からも 愛されていたことが証明された。選挙で市民に訴えたことを愚直に続けていく」と語った。
自民、公明は今夏の参院選や来年の知事選に向けて弾みをつけた。玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力は19日の宮古島市長選に続き、手痛い連敗となった。
選挙戦では、桑江市政に対するスタンスや、経済振興、教育福祉の在り方などが争点となった。花城氏は昨年12月9日に死去した桑江氏の遺志を継承すると強調し、桑江氏の政策の多くを引き継いだ。また、国との連携による財源の確保などをアピールした。
仲村氏は女性市長誕生で市政刷新を訴えた。市民の意見を政策に反映させる「みんなのこえ市民会議」の設置や「こどものまち推進基金」の創設などの政策を強調したが、及ばなかった。
当日有権者数は11万875人(女性5万8088人、男性5万2787人)、投票総数は5万4454票だった。
花城 大輔氏(はなしろ・だいすけ)1971年8月3日生まれ。沖縄市出身、北谷高卒。陸上自衛隊、会社代表を経て、2014年の県議補選で初当選し4期。自民党県連幹事長も務めた。
