セブン-イレブン・ジャパンは4日、スマートフォンの注文から最短20分で自宅や指定先の場所へ商品を配達するサービス「7NOW(セブンナウ)」を県内183店舗のうち8割の店舗で開始した。子育てや介護で手が離せない、入浴や飲酒後で外出したくない、重い商品をまとめて買いたいなどのニーズに応える。
セブン-イレブン・沖縄の久鍋研二社長は、買い物の選択肢が広がるとし「利用者の優先項目、ライフスタイルに合わせて利用してほしい」と述べた。(政経部・村井規儀)
 弁当やパン、アイスクリーム、日用品まで店頭とほぼ同数の約3千点から選べる。注文は1100円(税込み)以上で、受付時間は午前9時~午後11時半。価格は店頭より1~2割ほど高い。配送料は天候や時間など配送業者とのマッチングで異なり、1回110円~550円となる。クレジットカードや電子マネーで支払う。
 県出身の松本隆一社長が経営する物流ベンチャー「CBクラウド」が全国の注文者と配達員をつなぐ。県内ではCBクラウドの配送プラットホーム「PickGo」に登録するドライバー(車1028人、バイク284人)を中心に、ウーバーイーツと店舗スタッフも対応する。
 2017年に一部店舗から始まった7NOWは、22年の本格稼働でエリアが拡大し、23年9月にアプリ配信を始めた。沖縄を含む12県は4日から導入され、47都道府県を網羅した。セブンーイレブン・ジャパンによると、客単価は店頭の752円から2234円と約3倍になり、買い上げ点数も3・22から8・57へ伸びた。利用客層は20~40代の女性が多く、県内でもデータと同様の利用を見込んでいる。

 初回利用に限り2千円以上(税抜き・配送料除く)の注文で1400円引き、2月末まで2千円以上の注文で配送料無料のキャンペーンを行っている。
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セブンイレブンの宅配、沖縄でも開始 弁当や日用品など3千点 最短20分、配送料は?
沖縄でも開始した宅配サービス「7NOW」の宅配BOXを背負うスタッフ=4日、那覇市のセブン―イレブン・沖縄
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