(資料写真)マスクと体温計
年齢別では10~14歳が31人と半数を占め、次いで5~9歳13人、15~19歳7人などとなっている。保健所別では南部が22人で最多。中部21人、那覇市18人などだった。
百日ぜきは2018年以降に全数把握となり、直近5年間の患者数は20年22人、21年5人、22年2人、23年10人、24年85人だった。県感染症対策課によると、昨年11月頃から患者数が急増。今年に入っても流行が続いている。
潜伏期間は7~10日間。風邪の症状で始まり、次第にせきの回数が増えて程度も激しくなる。短いせきが連続的に起こり、ヒューと笛の音のような息を吸う発作が出る。熱はないか、あっても微熱程度。児童生徒や成人は軽症の場合が多いが、感染力は強く注意が必要だ。
対策には予防接種が有効で、同課は「生後2カ月になった乳児は速やかにワクチンの定期接種を受けてほしい。成人は軽症だから大丈夫ではなく、菌の排出で感染源となり得るため、せきが長引く時は早めに医療機関の受診を」と呼びかけた。(資料写真)マスクと体温計">