米軍バス、恩納村で立ち往生　生活道路を1時間40分かけバック　ごみ集積所の破損も
住宅地に入り込み、前進と後退を繰り返しながら曲がり角を抜けようとする米軍のバス＝１１日午前１１時ごろ、恩納村恩納（前田高敬撮影） 画像（1枚）
　【恩納】１１日午前９時半ごろ、恩納村恩納の農業、長嶺勇さん（７５）宅に通じる生活道路で米軍の大型バス１台が立ち往生しているのを、畑仕事を終えて帰宅しようとした長嶺さんが見つけた。バスはその後、数百メートルを約１時間４０分かけてバックし、途中の工事現場敷地で方向転換した上で午前１１時１０分、現場を離れた。

　バスには約１０人の米兵が乗っていた。住民らにけがはなかったがバス移動の際、道沿いに設置されたごみ集積所が壊された他、ガードレールに傷が付くなどの被害があった。また移動中、道端にあったブロックを民家の庭に投げ込む米兵もいた。
　説明を求めた長嶺さんに対し、兵士らは「キャンプ・ハンセンを出て訓練場（レンジ７）に向かう途中、道を間違えた」「実弾射撃訓練を行う予定だ」などと話したという。（北部報道部・前田高敬）
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