受賞したのは、第52回伊波普猷賞に「柳田國男の民俗学と沖縄」(榕樹書林)の赤嶺政信氏、「近世日琉関係の形成-附庸と異国のはざまで」(名古屋大学出版会)の木土博成氏、「琉球植物民俗事典-聞き書き琉球列島の植物利用」(八坂書房)の盛口満氏。
第45回沖縄タイムス出版文化賞の正賞は野ざらし延男著「俳句の地平を拓(ひら)く-沖縄から俳句文学の自立を問う」(コールサック社)、特別賞は東村村制施行100周年記念誌編集委員会編「写真でつづる東村100年のあゆみ」(東村役場)、児童部門賞は山城久雄著「海にいきる」(立夏書房)。
第50回新沖縄文学賞の正賞は「ユナ」の名和純氏、佳作は「大城家の守護神」の喜友名沙華氏。
受賞者を代表して盛口氏が「沖縄の自然と人の暮らしや文化を研究する『理科系の民俗学』を評価していただき、大変うれしい」と喜びを語った。
(社会部・知念清張)