島袋は「多くの人に歓迎され、稽古にも一層力が入る。近い将来、幕下入りを果たし、伊江島を盛り上げたい」と意気込んだ。
父の茂明さんは村内で電気・水道工事業の島袋電設を営む。土俵は昨年8月、合宿誘致を目的に設置。土は両国国技館と同じものを埼玉県川越市から取り寄せたという。
茂明さんは「この土俵が競技力の向上や地域の活性化、島の相撲文化継承につながることを願う」と話した。
見学に訪れた結城江李さん(46)=西江前=は「力士の体は想像以上に大きく、迫力があり圧倒される」と興奮気味。小中時代の島袋に相撲を教えた名嘉元幹夫さん(38)=西江上=は「力をつけて番付を上げ、島の子どもたちの目標となる力士に成長してほしい」と期待を寄せた。
放駒親方(元関脇・玉乃島)は「相撲の魅力を多くの人に知ってもらいたい。
放駒部屋の伊江島合宿は18日まで、午前9時から11時まで見学できる。
