車は2人乗りで全長249センチ、高さ156センチ。狭い道路でも走れるようにコンパクトサイズに設計した。5時間充電(200V)で航続距離120キロ、最高時速60キロ。車体の色はオレンジ、ブルー、ホワイトの3色で、デザインはシーサーの顔をイメージした。
県内で子会社として、販売を担う「エイム・モビリティ・オペレーションズ」(うるま市)と、車両を開発する「エイ・ディー・アイ」(久米島町)をそれぞれ設立。販売台数は今年が500台、来年以降は年千台を計画している。
これまで久米島町と連携し、地域の意見を車体開発に反映してきた。離島は燃料価格が高いことなどを考慮してEVとし、停電の復旧に時間がかかることも踏まえ、車を給電装置として使えるようにした。
鈴木社長は「島に住む人、訪れる人など皆が笑顔になれる車を目指して開発してきた」と話した。(政経部・金城紅映)