東京商工リサーチ沖縄支店は3日、沖縄県内企業の社長の平均年齢は63・39歳との2024年の調査結果を発表した。前年から0・31歳上がり、7年連続で過去最高を更新した。
年齢分布では70代以上が最も多い32・86%を占め、60代が31・37%と続いた。

(資料写真)沖縄県

 都道府県別の平均年齢では高い方から36番目。60代の社長の割合は沖縄が全国でも最も多い31・36%で、30代以下の2・44%は全国で6番目に多かった。
 社長の年代別に業績を見ると「増収」は30代以下の75・70%が最も高く、70代以上は51・60%で最も低かった。最新の決算で赤字だった割合は70代以上が25・25%で最も多かった。
写真を拡大 県内社長の平均年齢の推移

 同支店は調査結果を基に「70代以上で業績悪化のピークを迎えることから、廃業や倒産となる前の事業譲渡を模索する必要が高まっている」と指摘している。
 産業別では「不動産」が最も高い65・93歳で、70代以上の割合は42・87%に上る。「運輸業」は64・44歳、「建設業」は64・07歳だった。平均年齢が最も低いのはベンチャー企業が多い「情報通信業」で、57・69歳だった。(政経部・銘苅一哲)
沖縄県内企業の社長、平均年齢63.39歳 7年連続で過去最高...の画像はこちら >>
(資料写真)沖縄県">
編集部おすすめ