那覇市保健所は6日、流行性角結膜炎警報を発令した。第9週(2月24日~3月2日)の定点1医療機関あたりの報告数は10・0人と、警報レベルの8・0人を超えた。
保健所は「大きな流行が発生または継続しつつあると疑われる」としている。アルコール消毒が効きにくいため、流水やせっけんによる手洗いを徹底するよう呼びかけている。
 流行性角結膜炎はアデノウイルスによる感染症。感染力が強く、手指やタオルなど介して接触感染する。潜伏期間は1~2週間程度で、目の充血や異物感、目やに、耳前リンパ節の腫れなどの症状が出る。
 症状が軽減してからも感染力が残る場合があり、学校保健安全法により医師が感染の恐れがないと判断するまで出席停止となる。保健所は、症状が現れた場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけている。
 那覇市保健所が開設された13年以降、同警報が発令されたのは、19年、23年に続き3回目となる。
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