【東京】中谷元防衛相は7日午前の記者会見で、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、防衛省沖縄防衛局が埋め立て土砂の搬出経路を変えたことについて「(変更承認申請書の添付図書の)変更を要するものではない」との見解を示した。
 防衛省沖縄防衛局は4日、うるま市与那城平宮(平安座島と宮城島の間の埋め立て地)の桟橋から埋め立て土砂の搬出を開始。
沖縄県は6日、県の 承認が必要で、搬出を中止するよう防衛局を行政指導した。
 防衛局が土砂の採取場所などを記した添付図書によると、宮城島から採取した土砂は、陸路で中城湾港に運搬後、埋め立て海域まで海上輸送する経路を示している。
 中谷氏は「おおむねの経路を示したものだ」と述べ、県の承認は必要なく、桟橋からの搬出を続けると強調した。
中谷防衛相「申請書の変更を要するものではない」 辺野古の新基...の画像はこちら >>
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