「国際女性デー×フェムテック」(主催・沖縄タイムス社)が8日、浦添市のサンエー浦添西海岸パルコシティで始まった。初日は思春期保健相談士の和田なほさんと、産婦人科医で美ら海ユースクリニック代表の深津真弓さんが性教育についてトーク。
和田さんと深津さんのトークは 2部制で、前半のテーマは「子どもと話す性のこと」。深津さんは人権尊重を基盤に、幅広く性を学ぶ「包括的性教育」について紹介した。「子どもが『私はどうやって生まれてきたの』と聞いてくる時は性行為の話を聞きたいのではない。子どもには『あなたはとても大事な存在』と伝えてあげるのが大切」と話した。
後半は、性行為の「同意・不同意を知ろう」がテーマ。「性教育は0歳児から」が持論の和田さんは、日本に根深く残る「嫌よ嫌よも好きのうち」といった同意を曖昧にする社会環境を批判する。「自分の体は自分のものだから自分で決める。親も子どもの自己決定権を、幼い時から大事にしてほしい」と訴えた。
会場には、性についての不安や体の不調などの相談に応じる「保健室」も開設された。
9日は午後2時から、医学博士のオリガ・エリセーバさんとお笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーさんのトークイベントなども行われる。
