同県人会は第2次世界大戦後に沖縄からシカゴへ移住した県人らが集まり、1966年に結成。現在は会員約200人が所属し、三線や琉舞、沖縄料理などを楽しみながら交流を続けている。
同実行委の取り組みをPRするため勝連代表(77)と同県人会民間大使の石川美智子さん(68)らが14日、沖縄タイムス中部支社を訪れた。
旧具志川市(現うるま市)出身の石川さんは「米国に住んで50年になる。故郷のうるま市とシカゴを三線でつなぎたい」と語る。「2年後の世界のウチナーンチュ大会にはシカゴからみんなを連れてきて、一緒に三線を弾きたい」と話した。
勝連代表は「私たちの活動も10年を超え、次の10年に向けて頑張ろうとパンフレットも作った」と説明。「三線が世界中で使われ、喜ばれていることがうれしい。賛同してくれる方はぜひ、三線を提供してほしい」と呼びかけた。
同委員会は沖縄の三線文化を受け継いでほしいと2014年から活動を続けており、これまで世界11カ国に計129丁を贈っている。
また、フランス国立音楽楽器博物館にも三線を寄贈しようと取り組んでいる。
三線提供の問い合わせは勝連代表、電話090(9785)2207。
