東京六大学野球の春季リーグは4日までに全日程を終了し、興南高出の山形球道(立教大4年、東京都出身)が打率4割4分4厘、5本塁打、17打点で戦後18人目の三冠王に輝いた。沖縄の高校出身の選手で、三冠王を獲得するのは初めてとみられる。
また、東京六大学野球連盟は4日、今季のベストナインを発表し、外野手の山形らが選ばれた。
 三冠王とベストナインを獲得した山形は「入学時から首位打者とベストナインを目指していたのでうれしい」と喜びを語った。
 昨秋から、これまで1日3食だった食事を5食に増やして体重をアップさせて長打力が上がったという。今季好調な打撃について「ボールの見え方が良くなった。打席で早めに右足を上げてボールを長く見ることができるようになった」と分析した。
 9月の秋季大会に向けて「春は個人的にはいい結果だったが、チームは3位だった。秋はチームの完全優勝を目指したい」と意気込んだ。(又吉宏宜)
編集部おすすめ