[胃心地いいね](831)み~なみ 中城村南上原139
 ヤギ料理をランチで食べられます-。
 中城村南上原の県道沿いに店を構える「み~なみ」は、「ヤギ汁」(1800円)やヤギの刺し身が付いた「ヤギ汁定食」(2千円)などヤギ料理と沖縄そばを二本柱に営業する食堂だ。
店前には冷凍ヤギ汁を購入できる自販機があり、テイクアウトできる。臭みはほとんどなく、身も柔らかいヤギ汁は常連に人気。沖縄そばは野菜だしを基本にしたスープがオーナー喜屋武盛弘さん(63)のこだわり。「み~なみ」を始める前は、自身の趣味で知り合いを招いて沖縄そばを振る舞っていたことがある。注文を受ける数は、今は沖縄そばが一歩リードという。
 店は2023年11月にオープンした。それまで喜屋武さんは企業に勤め、事業の立ち上げなどを多く手がけた。知人が村内の別の場所でヤギ料理屋を始める際、声がかかったことで飲食の世界に。その店を閉じることになった時、当時のメンバー3人と一緒に「み~なみ」を立ち上げた。現在は、その時からのスタッフで店長の運天ひとみさん(57)と2人で店を切り盛りする。
 立ち上げメンバーの中にヤギ農家になったスタッフがいて、彼らのヤギの仕入れや調理法を引き継いでいる。喜屋武さんは「企業秘密。
ちょっと言えないですね」と笑う。味はしっかりとしたヤギの身や内臓だが、臭みが少ない。年配のヤギじょーぐー(ヤギ好き)客からは「『物足りない』とのお言葉もいただく」が、万人受けする仕上がりであること間違いなしだ。
 喜屋武さんは「もうけることを目的とせず楽しみながら、『おいしい』と言ってもらえる食事を提供していきたい」と話した。
(中部報道部・勝浦大輔)=金曜日掲載
 【お店データ】営業は午前11時~午後3時。24席。駐車場は店の前に3台、後ろに4台。水曜定休。電話098(953)9214
 
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臭みがほぼない柔らかヤギ汁、常連客に人気 ランチで楽しんで 沖縄・中城村の「み~なみ」
「み~なみ」オーナーの喜屋武盛弘さん(右)と店長の運天ひとみさん。店名には地名と「新しい波」という意味合いが込められている=5月30日、中城村南上原
臭みがほぼない柔らかヤギ汁、常連客に人気 ランチで楽しんで 沖縄・中城村の「み~なみ」
み~なみ
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