沖縄県は6日、県庁で観光業界と意見交換会を開いた。ジャングリア沖縄の開業に伴う交通渋滞やバス不足への対策、那覇空港周辺の混雑緩和、宿泊税の早期導入などの要望が上がった。
県は「ジャングリアの入り口に右折帯や信号機などを設置した」などと対策を示した。意見交換は5月27日に続き、2回目。運輸業や観光施設の代表らが参加した。
 業界側は、北部地域の観光資源を管理・プロモーションする「やんばるDMO」設立の支援も求めた。
 県ハイヤー・タクシー協会などは「那覇空港周辺が渋滞し、タクシーの送迎を断らざるを得なくなっている。レンタカーの違法受け渡し対策にも取り組んでほしい」との指摘も。送迎予約のキャンセルで、苦情も発生しているという。
 また、教習所の教官不足で普通二種免許を取得できず、タクシー運転手の不足に拍車がかかっているとの現状が報告された。
 県は意見交換会で出た意見を基に、本年度の観光振興施策を検討する。
(政経部・玉城日向子)
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