沖縄戦を題材にした映画「GAMA 月桃の花」が19日から4日間、那覇市久茂地のタイムスホールで上映される。戦後80年企画「ピースミーティング2025」(主催・沖縄タイムス社)の一環で、同ホールでは7年ぶりの上映となる。

 映画は、戦没者調査をかたくなに拒むおばぁが抱えた「語るに語れない過去」をたどる。砲弾を逃れるようにたどり着いたガマで日本兵に銃口を突き付けられる場面など戦争の悲惨さに加え、戦後も続く葛藤や苦しみを描いた。
 戦後50年の1995年に製作され、観客は延べ300万人を越えたが、昨年の沖縄での上映は2回にとどまった。映画製作と音楽を担当した海勢頭豊さん(81)は「戦後80年の今こそ、映像を通じて若い人に沖縄戦の実情を知ってほしい」と呼びかけた。
 上映は全8回。料金は高校生以下無料、大人千円。22日午後2時からは、海勢頭さんとでいご娘が共演するコンサートも開かれる。入場料は2千円。問い合わせは沖縄タイムス社事業局文化事業部、電話090(1518)8046まで。詳細はこちら(https://r.qrqrq.com/FSdePnNB)から。
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