アメリカ統治下の沖縄を舞台にした映画「宝島」の試写会が7日、那覇市のシネマQであり、主演の妻夫木聡さん、広瀬すずさん、大友啓史監督が舞台あいさつした。
 妻夫木さんは「過去を描くことは、未来への問いかけだと思う」などと述べた。
役作りのため県内のガマを訪れた体験などを語る際、感極まって声を詰まらせ、観客から共感の拍手が起こった。
 広瀬さんも沖縄ロケを振り返り、エキストラで出演した地元の人たちの協力に感謝した。
 北谷町から訪れた前堂満李野さん(31)は「迫力ある映像や当時の人たちの思いに胸を打たれた」と感想を話した。
 混沌(こんとん)とした時代を駆け抜けた若者たちの姿を描く同作は9月19日から全国公開される。(社会部・真栄里泰球)
主演の妻夫木聡さん、沖縄で感極まる 米統治時代を描く映画「宝...の画像はこちら >>
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