「どうにか救わないといけない」ソフトボール試合中に意識失った男性　球場職員ら連携し救命　沖縄
消防協力者表彰を受ける嘉手納野球場の職員ら＝３日、嘉手納町・ニライ消防本部 画像（1枚）
　【嘉手納】ニライ消防本部（嘉手納町）は３日、嘉手納野球場でソフトボールの試合中に意識を失った男性の応急処置に当たったとして、同球場の職員ら７人を消防協力者表彰した。
　表彰されたのは、山城篤史さん、奥間尚さん、亀谷長俊さん、古謝宏樹さん、宮平永彰さん、嶺井政志さん、友利夕紀耶さん。

　４月１９日に同球場で行われた「ハワイ沖縄親善ソフトボール大会」で試合中にベンチで男性が意識を失った。同球場の職員や嘉手納町スポーツ推進委員が連携し、１１９番通報、ＡＥＤによる措置を実施。男性は病院に搬送され、助かった。ニライ消防の古見哲也消防長は「迅速で適正な対応が一人の命を救うことにつながった」と感謝した。
　応急処置をした球場の職員やスポーツ推進委員は、同町が実施するスポーツ指導講習会などでＡＥＤの使用や心臓マッサージの訓練を受けていた。
　同町スポーツ推進委員の古謝さんは「あの時はどうにか救わないといけないという気持ちだった。緊迫した状況だったが、普段から訓練を受けていたので慌てることなく対応できた」と語った。（中部報道部・比嘉大熙）
「どうにか救わないといけない」ソフトボール試合中に意識失った...の画像はこちら >>
編集部おすすめ