【金武】金武町の仲間一町長が2023年と24年の2回の海外出張で、随行職員よりも多くの航空費を公費で支出しているとして、町議1人が住民監査請求したことが10日、分かった。同日の町議会6月定例会で、請求した喜久山盛彦町議が明らかにした。
町長に職員との差額分、計約57万円の返還を求めている。町監査事務局が5月に請求を受理し、不当な支出に当たらないか調べている。
 喜久山町議は、23年7月のハワイ、24年8月の南米出張時に町長と職員が利用した旅費を町に情報公開請求し、開示文書を基に監査請求した。2回とも、町長が渡航時に「ビジネスクラス」の座席を使用したことが、地方自治法や条例に違反していると訴えている。
 一方、町側は、町長が使用した座席は、料金がビジネスより安い「プレミアムエコノミークラス」だと説明。島袋博総務課長は議会での答弁で「長時間のフライトのため、現地に着いてすぐ公務に当たれるよう座席を選定した」「(随行職員よりも多く)支出できないというわけではない」との考えを示した。
町長の海外出張「ビジネスクラスは不当支出」 町側「安いプレミ...の画像はこちら >>
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