金秀商事は13日午後3時から、随意契約で調達した政府備蓄米を「タウンプラザかねひで」と「かねひでジップマート」で販売する。2022年産の「古古米」で5キロ2139円(税込み)で、購入は1家族1点限り。
沖縄での備蓄米販売は47都道府県で最後となり、販売が開始されれば全国で流通したことになる。SNSでは整理券を求め、朝から並んでいる人がいた、といった書き込みもある。

午後3時から販売する備蓄米を買い求めて、店前には50人以上の行列ができている=午後1時15分、糸満市・タウンプラザかねひでいちゅまん市場

 各店舗の入り口には、15時(午後3時)から備蓄米の「黄金厳選」を購入できる整理券を配布する案内が掲示されている。販売数は店舗ごとに異なり、浦添市のタウンプラザかねひで城間学園通り市場は30袋、沖縄市のタウンプラザかねひで登川市場は50袋の販売が案内されていた。
 城間学園通り市場では午前9時過ぎ、近くに住む60代女性が朝から張り紙を見て引き返した。朝の開店時間から販売すると思い訪れたと話しながら「家が近く普段は歩いて来るけど、5キロの米は重いだろうと車で来た。今日は午後に用事があるので整理券をもらうのは難しそう」と肩を落とした。店員は「午後の気温が高い時間になる。並ぶ人は熱中症対策も気をつけてほしい」と呼びかけた。
 沖縄県糸満市のタウンプラザかねひでいちゅまん市場では13日午後0時半現在、備蓄米を買い求めて15人ほどが、店前に並んでいた。気温30度の中、水分補給をしながら、うちわで涼を取り、午後3時からの整理券配布、販売開始を待っていた。同店では、2022年産の「黄金厳選」を70袋販売する。
1家族1点限り。

「タウンプラザかねひで」で午後3時から備蓄米販売の整理券配布を案内する張り紙=13日午前、沖縄県浦添市

 先頭に並んでいた近所に住む女性(71)は、午前10時から並んだ。高校生の孫のため、毎朝おにぎり2個と週1回の弁当を作って持たせているという。女性は「お米が高くなって家計も大変。孫にはたくさん食べてもらいたいから、少しでも安い米があると助かる」と話した。
 諸見里安剛店長は「すでに並んでいるお客さまもいるので、販売開始時間には混雑するかもしれない。数量に制限はあるが、慌てずに買いに来てもらいたい」と呼びかけた。
(政経部・銘苅一哲、山田優介)

午後3時から沖縄県内で初めて販売する政府備蓄米=13日、沖縄県糸満市・タウンプラザかねひでいちゅまん市場

 
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午後3時から販売する備蓄米を買い求めて、店前には50人以上の行列ができている=午後1時15分、糸満市・タウンプラザかねひでいちゅまん市場">
備蓄米を求めて開始前から行列も 随意契約分の販売は沖縄が全国最後、きょう6月13日午後3時から 「かねひで」で
「タウンプラザかねひで」で午後3時から備蓄米販売の整理券配布を案内する張り紙=13日午前、沖縄県浦添市">
備蓄米を求めて開始前から行列も 随意契約分の販売は沖縄が全国最後、きょう6月13日午後3時から 「かねひで」で
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