砂川　ソプラノの美披露　リサイタル来月５日シュガーホール　日本屈指の実力　地元で
砂川涼子（Ｐｈｏｔｏ（ｃ）Ｙｏｓｈｉｎｏｂｕ　Ｆｕｋａｙａ） 画像（1枚）
　日本屈指のプリマドンナとして活躍する宮古島出身のソプラノ歌手、砂川涼子のリサイタルが７月５日午後３時から、南城市文化センター・シュガーホールで開かれる。砂川は可（か）憐（れん）な舞台姿と聴く者の心を震わせる歌声で人気を誇る。
数多くのオペラやコンサートに出演し、高い評価を得ている。「子どもたちに、歌を勉強してみたい、歌っていいなと思ってもらえるような演奏をお届けしたい」と話している。
　１９９８年に開かれた第４回おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションでグランプリを受賞。現在、同オーディション審査員を務めている。日伊声楽コンコルソ優勝、日本音楽コンクール第１位など数々の賞に輝いている。
　これまで、イタリア・オペラやフランス・オペラを中心に出演していた。近年は、日本語オペラの金字塔と言われる「静と義経」の静役や、團伊玖磨作曲の名作オペラ「夕鶴」のつう役などを務め、脚光を浴びた。
　シュガーホールで初めてのリサイタルでは、当たり役の歌劇「ラ・ボエーム」の「私の名はミミ」などを歌うほか、普久原恒勇作曲（中村透編曲）の「芭蕉布」や寺島尚彦作曲の「さとうきび畑」などを披露する。
　おきでんシュガーホール新人演奏会３０周年事業の一つとして企画された。
　入場料（全席自由、税込み）は前売り一般３千円、高校生以下１５００円（当日各５００円増）。未就学児は入場不可。問い合わせは同ホール、電話０９８（９４７）１１００（月曜休館）。

　すなかわ・りょうこ　宮古島出身。藤原歌劇団団員。武蔵野音楽大学講師。ＮＨＫニューイヤーオペラコンサートなど出演多数。第４回おきでんシュガーホール新人演奏会オーディショングランプリ、第４２回（２００７年度）沖縄タイムス芸術選賞奨励賞。
（写図説明）砂川涼子（Ｐｈｏｔｏ（ｃ）Ｙｏｓｈｉｎｏｂｕ　Ｆｕｋａｙａ）
（写図説明）リサイタル申し込みのＱＲコード
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