新たに国の史跡に指定される崇元寺跡=6月17日、那覇市泊(金城拓撮影)
崇元寺は首里と那覇を結ぶ地にあった臨済宗の寺院。
発掘調査で確認された崇元寺跡の遺構=那覇市泊(那覇市文化財課提供)
東南植物楽園は登録記念物
また、沖縄市の「東南植物楽園」が新たな登録記念物(名勝地関係)に盛り込まれた。登録されるのは1970年の開園以来ある植物園エリアのうち、ユスラヤシ並木、トックリヤシ並木と呼ばれる区域。
登録記念物に新登録される東南植物楽園のユスラヤシ並木=沖縄市(同園提供)
登録記念物に新登録される東南植物楽園のトックリヤシ並木=沖縄市(同園提供)
名勝・伊江殿内庭園は追加指定へ
名勝では、那覇市にある「伊江殿内庭園」の屋敷囲いの南西側石積を追加指定するよう答申された。
名勝の伊江殿内庭園(既に指定された範囲)=那覇市(那覇市教育委員会提供)
追加指定される、名勝「伊江殿内庭園」の邸宅入り口脇の石積=那覇市(那覇市教育委員会提供)
県内各地にある御嶽の総称「アマミクヌムイ」を構成する、沖縄市の「ごゑく(越来グスク)」は指定範囲が広がる。アマミクヌムイの構成要素として国頭村の「辺戸ノ安須森」が加わった。
名勝アマミクヌムイを構成する「ごゑく(越来グスク)」=沖縄市(沖縄市教育委員会提供)
名勝アマミクヌムイの構成要素として新たに追加指定される「辺戸ノ安須森」=国頭村(株式会社南都提供)
名勝アマミクヌムイの構成要素として新たに追加指定される「辺戸ノ安須森」=国頭村(国頭村教育委員会提供)
県内での指定は史跡が44件、名勝は14件、登録記念物は6件になる。近く官報に告示され、正式指定される。
県の半嶺満教育長は「文化財保護の観点から大変喜ばしい。