米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手や米プロバスケットボールNBAグリズリーズの河村勇輝選手などの偽ユニホーム計102枚を密輸入しようとしたとして、沖縄地区税関は19日、飲食店従業員の30代男性=沖縄市=を関税法違反の疑いで那覇地検に告発した。同日、合同で捜査に当たった沖縄署が商標法違反容疑と不正競争防止法違反容疑で書類送検した。

 税関によると、男性は国内向けの大手フリーマーケットサイトを通じて販売しようとしていた。「ネット販売で利益を得たかった」と供述し、容疑を認めている。2022年からフリマサイトで販売し、これまでに計1千万円の利益を得たとみられる。自宅からは181枚の偽ユニホームも押収された。
 男性は昨年6~9月、スポーツブランド「ナイキ」や「アディダス」などに類似するロゴが入った大谷選手などの偽ユニホームを5回に分けて中国から密輸しようとした疑いがある。那覇中央郵便局に届いた国際郵便を検査した税関職員が発見した。

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大谷選手らの偽ユニホーム密輸疑い 沖縄市の30代男性を書類送検 3年で1千万円利益か
押収された大谷翔平選手らの偽ユニホーム=19日、那覇市おもろまちの沖縄地区税関
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