軽妙なフリートーク形式で、それぞれの水筒や中身が違うこと、体育着も学校や人で色やサイズが違うことを説明。ボールや地球、「先生の頭!」-など児童らがイメージする「丸いもの」を引き出し、互いに考え方も違うと気付かせた。
「平和」は何かと問うと、次々と手が上がり、大にぎわい。「戦争がない」「ご飯がたくさん」「水がいっぱい」「ゲームできる」「家族がいる」「勉強できる」「宿題なし」-。児童それぞれの「平和」が体育館いっぱいに響いた。
その上で、まーちゃんは80年前の沖縄戦で「集団自決(強制集団死)」があったことや20万人以上の命が失われたことを説明。「みんなが思う平和を全部集めれば平和は達成できる」とし、目の前や隣の人と仲良くすることの積み重ねによって平和な世の中に近づくと説いた。
6年の山崎湊太さん(11)は「沖縄戦で20万人が亡くなったと聞いてぞっとした。絶対に戦争はしない。けんかしてもすぐ謝って仲良くしたい」と話した。
市立中央公民館講座「平和キャラバン」の一環。