先日、人生で初めて「ぎっくり腰」になってしまった。「魔女の一撃」とはよく言ったもの。
階段を下りるだけでも、くしゃみをしただけでも激痛が走る。とにかく痛い。「麻酔を打ってくれ」と何度思ったことか。
 「ノボカイン」(局所麻酔薬)のあだ名を持つ主人公は、病気で痛みを全く感じないが、それ以外は普通の銀行員。拳銃で撃たれ、熱々の油に手を突っ込み、矢に刺されても痛みは感じないが、血は出るし骨も折れる。不死身でも屈強でもない肉体で、愛する人を助けるため悪漢に立ち向かう。その姿があまりに滑稽で、腰痛がぶり返しそうになるほど笑ってしまった。
 主演は、デニス・クエイドとメグ・ライアンの息子、ジャック・クエイド。ラブコメの女王と言われた母に負けないコメディー俳優としての演技も見ものだ。(DX推進部・屋良朝輝)
◇シネマQ、ライカムで上映中
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