7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、沖縄タイムスと琉球放送(RBC)は27日、沖縄選挙区に立候補を予定している自民公認の奥間亮氏(38)、「オール沖縄」勢力が推す無所属の高良沙哉氏(46)、参政公認の和田知久氏(65)による討論会を開催した。3氏はそれぞれが掲げる争点や経済、安全保障政策などについて議論を交わした。


参議院選挙に向け政策を討論した(左から)奥間亮氏、高良沙哉氏、和田知久氏=27日、那覇市・琉球放送

 選挙戦の最大の争点について、奥間氏は「県民の生活支援や物価高対策。重要政策として集中してやっていく」と強調。高良氏も「(政府の現金給付など)バラマキか、減税かは大きな争点。賃金上昇も重要」と主張した。和田氏は「経済政策と少子化対策が争点。消費税廃止、15歳以下への10万円給付をやっていく」とした。
 
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設については、高良氏と和田氏が反対、奥間氏は容認のスタンスを示した。3氏はこのほか、沖縄振興政策の考え方や消費税減税の賛否について討論した。
 沖縄選挙区はN党の真喜志雄一氏(34)、無所属の比嘉隆氏(47)も立候補を予定する。
 沖縄タイムスは近く公式ユーチューブチャンネルで討論会の模様を公開する。RBCは7月1日午後4時50分から放送する予定。
参院選、物価高対策など経済政策争点 立候補予定の3人が議論 ...の画像はこちら >>
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