沖縄県与那原町の当添区(仲里泰一区長)の「第2回当添“海”フェスティバル」が15日、当添漁港であった。サバニ2隻が約6メートルのロープを引っ張り合う「綱曳(つなひき)ハーリー」やウマチー綱(子ども綱)の勝負など、大綱曳のまち与那原ならではのプログラムでにぎわった。
(南部報道部・平島夏実)
 綱曳ハーリーには計26チームが出場した。一般の部の1回戦では、平均体重73キロの「与那原・西原町漁協A」が「瀬塗工業A」を抑えて勝利。漁協の柏木巧さん(33)は「決め手は体重。あとはみんなの気持ちですかね。2回戦も『ちゃーこぎ』で頑張ります」と笑いを誘った。
 町議会チームと区長会チームの戦いも激戦だった。実況中継を担当した当添生まれ育ちの笹木徳人(のりと)さん(50)と同級生の瀨底智樹さん(50)は「区長会、かなりのハイペースだ! 議会のほぼ2倍速!」「スタミナ切れか?! 議会が戻した。守る議会、守る議会! 潮の流れが勝負を左右するのか?」などと会場を盛り上げた。
 ウマチー綱は東(あがり)が勝利した。中城湾を巡る無料の遊覧体験や、老人会婦人部のボランティアなどによるジューシーの差し入れもあった。
 綱曳ハーリーの児童の部の勝利チームは次の通り。
 与那原東小男子バスケA▽当添シーマンズB▽与那原東小男子バスケB▽当添シーマンズA
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「2倍速!」「スタミナ切れか?」 漁船2隻がロープを引っ張り合う「綱曳ハーリー」が熱戦 与那原町の漁港で海フェス
笹木徳人さん(手前右)と瀨底智樹さん(同中央)から勝者インタビューを受ける与那原・西原町漁協の柏木巧さん(同左)
「2倍速!」「スタミナ切れか?」 漁船2隻がロープを引っ張り合う「綱曳ハーリー」が熱戦 与那原町の漁港で海フェス
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