1959年にうるま市石川の宮森小学校と周辺住宅地に米軍嘉手納基地所属のジェット戦闘機が墜落し、児童を含む18人が亡くなった事故から66年となった30日、同校で慰霊祭が開かれた。被害者や遺族ら約100人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。

 石川・宮森ジェット機墜落事故遺族会と石川・宮森630会が主催。630会の久高政治会長は「630会の活動を通して、多くの人に墜落事故の全体像を理解してもらえるようになった。これからも子どもたちに平和の尊さを伝えていきたい」とあいさつ。同校の金城睦男校長は「今年は戦後80年で例年以上に平和について考える時間が多い。宮森小の児童や職員は沖縄戦だけでなく、この事故を通じ平和を考えていきたい」と話した。
 慰霊祭に先立ち同校主催の追悼集会も開かれた。宮森小の全校児童と近隣の城前小の6年生合わせて約480人が参加。平和の誓いの群読や鎮魂歌「630の誓い」を合唱した。
「事故を通じ平和を考えていきたい」と校長 米軍機墜落で児童ら...の画像はこちら >>
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