「奢る舞けん茜」が見せる“ロックの今”　8月17日（日）主催ライブ　多彩な4組、香川から古墳シスターズも

奢る舞けん茜の（左から）Gu.Vo とや、Dr.Cho いじゅ、Ba.Cho まつどー＝6月、宜野湾市内

　沖縄県出身の3ピースバンド「奢る舞けん茜（しゃるまいけんあかね）」が8月17日に那覇市のライブハウスOutputで主催ライブ「南国ロック～トーン編～」を開催する。毎回さまざまな共演者を迎え、今回が4回目となる南国ロック。香川から古墳シスターズを招くほか、県内からはベテランのメカルジンと10代のクロムレイリーを招集。幅広い年齢層でさまざまな顔の“ロックの今”を楽しめるほか、シンセサイザーサウンドも積極的に取り入れて新しい音楽性の顔をのぞかせる、奢る舞けん茜の“最新版”にも注目だ。
一口メモ：奢る舞けん茜
Gu.Vo とや、Ba.Cho まつどー、Dr.Cho いじゅからなる3ピースバンド。県内外のライブ・フェス出演、テレビ・ラジオとのタイアップなど精力的に活動を展開している。 公式ウェブサイトはこちら。

熱唱する奢る舞けん茜のとや＝2024年3月、那覇市内

「歌の力」が強いアーティストを
　―「南国ロック」では、毎回違うコンセプトを立てています。今回のライブの特色としてはいかがでしょうか？
　とや　今回初めて、県外のバンドを沖縄に呼ぶという試みをしています。「古墳シスターズさんを呼びたい」という軸が最初にありました。歌詞や歌の力が強いことが魅力なので、他の出演者も歌の力が強いバンドを集めています。
　まつどー　いろいろなジャンルや年齢層の音楽に触れられるようにと意識して、出演者にオファーをかけていきました。
　とや　違う年齢層同士で共演することは、なかなかないので、意識して機会を設けようという狙いもあります。
楽曲制作も進行中 テクノロジーをテーマに表現

奢る舞けん茜の（左から）Ba.Cho まつどー、Dr.Cho いじゅ、Gu.Vo とや＝6月、宜野湾市内

　―南国ロックは2024年7月に始動しています。企画や運営を通しての学びもありますか？
　とや　主催側として、出演者の選定やイベントの構成も考える立場になったからこそ、他のイベントの主催サイドの気持ちや意図がくめるようになったことは、バンドとしての活動にも生きています。
　―昨年にはアルバム「ACRYL MAP」をリリースしました。その後の変化などはありましたか？
　とや　楽曲制作もライブと並行で続けています。AIが発達していく社会から着想を得て「テクノロジー」をテーマにした表現を考えています。新曲もライブで披露する予定です。結構、良い曲ですよ（笑） YMOからインスパアアを受けて、結構シンセサイザーのピコピコした音が入っています。
　いじゅ　ピコピコ系のサウンドが増えて売れたら、その時は、まつどーがベースを置いてシンセサイザー弾きになるかもしれません（笑）

 

「奢る舞けん茜presents　南国ロック~トーン編~」
日時：8月17日（日）開場16:30／開演17:00
会場：那覇市Output
出演：奢る舞けん茜、古墳シスターズ、メカルジン、クロムレイリー
料金：前売2500円／当日3000円（税込、ドリンク別）
プレイガイド：ローソンチケット、チケットぴあ、eplus奢る舞けん茜の（左から）Gu.Vo とや、Dr.Cho いじゅ、Ba.Cho まつどー＝6月、宜野湾市内">