[第39回NAHAマラソン]
 太陽と海とジョガーの祭典「第39回NAHAマラソン」の出場申し込みの受け付けが1日に始まった。大会は12月7日午前9時、那覇市の国道58号・明治橋交差点前をスタート。
那覇市、南風原町、八重瀬町、糸満市、豊見城市の南部5市町にわたる42・195キロを駆け、ゴールの那覇市・奥武山陸上競技場を目指す。申し込みは先着順で、定員の3万人に達し次第締め切る。主催は那覇市、南部広域市町村圏事務組合、沖縄タイムス社など。

ゲストスターターに手を振り、スタートする参加者=2024年12月1日、那覇市旭町

 NAHAマラソンは那覇市と米ハワイ州ホノルル市の姉妹都市締結を記念して1985年に始まり、現在は国内有数のスポーツイベントに成長した。
 ジョガーはマラソン初挑戦の人から自己記録の更新に挑む市民ランナー、家族や職場、学校の仲間とグループで参加する人たちまでさまざま。平和のシンボルである万国津梁の鐘の音を合図に一斉に走り出し、沿道の市民の声援や大会ボランティアの支援も相まって師走のドラマをつくる。
 昨年大会は2万1438人が出場し、1万4067人がゴール。完走率は65・62%だった。
 琉球銀行本店や各支店での申し込みは11日まで。インターネットと電話の各受け付けは31日まで。インターネットはこちら(https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/100508)から。電話は0570(039)846。
問い合わせはNAHAマラソン事務局、電話098(862)9902。
写真を拡大 コースマップ

出場者の話題募集
 沖縄タイムスは、NAHAマラソンに出場するランナーのさまざまな話題を募集します。
 「○○の思いを胸に初ラン」「親子3世代で参加」「完走したらプロポーズ」「病を克服して出場」など、ほっこりと心温まる挑戦やユニークな取り組みをお寄せください。
 頂いた情報を基に調整し、取材が可能な場合は記者が伺います。
 NAHAマラソン事務局に氏名、電話番号、話題の内容をお送りください。こちら(https://mail-to.link/m8/cf158x)から投稿するか、またはメール、episode@naha-marathon.jpまで。
展開次第でV2狙う 前回男子1位・鈴木智さん 

昨年大会で初優勝を果たした鈴木智さん=2024年12月1日、那覇市・奥武山公園陸上競技場

 3度目の出場となった昨年レースで男子初優勝を果たした鈴木智さん(31)。歴代3位、2時間22分7秒の好記録でゴールテープを切った。NAHAマラソンを「走っていて楽しい大会」と評価する。「アップダウンが多いので飽きずに走れる。応援もすごく温かい」
 走るポイントは、そのアップダウンと暑さとの付き合い方。「下りで速度を上げようとして足を使うと、かえって疲労がたまりきつかった。
上りや下りに左右されず、淡々と走る方がいい」
 暑さに体を慣らす「暑熱順化」も心がける。昨夏には気温35度の中でも練習のランを重ねた。サウナに長めに入るのも良いという。
 東京出身。21歳の時に初めてフルマラソンを走った。「しんどかったけど、完走した時の感動や達成感がすごかった」。走り終わってすぐ、次に出場できる大会を調べていた。週に150キロ前後走り込む現在は年3回程度、フルマラソン大会に出場している。
 今大会の目標は2連覇。「レース展開次第で可能性はある」と意気込んだ。(社会部・又吉嘉例)
昨年タイム超えたい 前回女子1位・山田麻里江さん 

前回女子1位の山田麻里江さん=5月26日、与那原町・与那古浜公園

 「人生で一番『知らない人』に応援してもらえますよね」。昨年大会の女子で初優勝を飾った山田麻里江さん(28)はそう強調する。
「沿道も『人がいないゾーン』がなくて、声援が途切れない。なかなかこんな大会はない」と笑った。
 沖縄尚学高校陸上部時代は中距離走者だったが、社会人になってフルマラソンを走るようになった。2022年のNAHAマラソン出場時のタイムは3時間40分。「思ったより走れた」印象だったので練習に力を入れ、週に70~80キロを走り込むようになった。
 マラソンの魅力は「ベストが出るとうれしい」。記録を伸ばし、5度目の出場の昨年大会を2時間55分39秒で初制覇。「信じられない」と声を弾ませた。
 今大会で2連覇は意識しないという。「無心で、同じペースを守って走ることができたらいい。その上で昨年タイムを上回りたい」。
 NAHAマラソンを走る上での注意点は「他のレースと比べても特に暑いので水分補給は大事。
のどが渇く前に飲んだ方がいい」と話した。(社会部・又吉嘉例)
参加者の写真販売 公式サイトで 昨年分 12月まで
 沖縄タイムス社は第39回NAHAマラソンで、参加者の写真を撮影・販売する。大会当日から沖縄タイムス公式サイトの「写真パラダイス」で順次公開する。閲覧は無料で、希望者には有償で提供する(写っている本人か家族など関係者に限定)。
 また、サイトでは昨年の第38回大会の写真を今年12月まで販売する。写真はゼッケンで検索が可能。ダウンロードまたはプリントを選択し、クレジットカードかコンビニエンスストアで料金を支払う。
 昨年の大会写真の販売はこちら(https://okinawa.epitas.com/events/2724/landing_pages/512)から。

日差しが照り付ける中、スポンジを差し出す東風平小学校の子どもたち=2024年12月1日、八重瀬町東風平
沿道からの拍手を受けて笑顔で走るジョガー=2024年12月1日、八重瀬町東風平
強い日差しの下、頭から水をかけてもらうジョガー=2024年12月1日、糸満市真栄里
南部路駆ける42.195キロ NAHAマラソン12月7日午前...の画像はこちら >>
ゲストスターターに手を振り、スタートする参加者=2024年12月1日、那覇市旭町">
南部路駆ける42.195キロ NAHAマラソン12月7日午前9時スタート【コースマップあり】
昨年大会で初優勝を果たした鈴木智さん=2024年12月1日、那覇市・奥武山公園陸上競技場">
南部路駆ける42.195キロ NAHAマラソン12月7日午前9時スタート【コースマップあり】
前回女子1位の山田麻里江さん=5月26日、与那原町・与那古浜公園">
南部路駆ける42.195キロ NAHAマラソン12月7日午前9時スタート【コースマップあり】
日差しが照り付ける中、スポンジを差し出す東風平小学校の子どもたち=2024年12月1日、八重瀬町東風平">
南部路駆ける42.195キロ NAHAマラソン12月7日午前9時スタート【コースマップあり】
沿道からの拍手を受けて笑顔で走るジョガー=2024年12月1日、八重瀬町東風平">
南部路駆ける42.195キロ NAHAマラソン12月7日午前9時スタート【コースマップあり】
強い日差しの下、頭から水をかけてもらうジョガー=2024年12月1日、糸満市真栄里">
編集部おすすめ
沖縄タイムスプラスの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース