第27回参院選は3日公示される。沖縄選挙区では自民公認の奥間亮氏(38)と、国政野党を中心に「オール沖縄」勢力が推す無所属の高良沙哉氏(46)、参政公認の和田知久氏(65)、N党の真喜志雄一氏(34)、無所属の比嘉隆氏(47)の5氏が立候補を予定している。
名護市辺野古の新基地建設を巡り、2023年12月に国が埋め立て変更承認申請を「代執行」し、国と県の一連の訴訟が全て終結してから初の全県選挙。来年の知事選の前哨戦にも位置付けられる。
比例代表には県関係4人が立候補を予定する。自民で現職の比嘉奈津美氏(66)、いずれも新人で日本維新の会の赤嶺昇氏(58)、社民の山城博治氏(72)、地域政党「再生の道」の宜保晴毅氏(57)が立候補すると表明している。
任期満了に伴う那覇市議選も参院選と同じ20日に投開票される。
参院選は全国で計125議席が争われる。共同通信の1日時点の集計で510人超が立候補を準備している。(参院選取材班・又吉俊充)