全国的に危険な猛暑が続き、連日のように「熱中症警戒アラート」が発令される中、県内で熱中症による救急搬送が増加している。5月1日~6月29日の約2カ月間の搬送者数(速報値)は520人で、昨年同期の約1・5倍。
死亡者数は5人で、昨年全体の6人に既に迫る。記録的に早かった梅雨明けの影響とみられ、県や消防は対策の徹底を呼びかける。
 総務省消防庁のまとめでは、6月23~29日の直近1週間に県内で熱中症の疑いで緊急搬送されたのは118人。新たに2人の死亡が確認され、今季の死亡者数は計5人で全員男性となっている。
 3週間以上の入院が必要な重症者は3人、短期入院が必要な中等症は21人。搬送者の半数超は65歳以上の高齢者で、発生場所は敷地内を含む「住居」が最多だった。(社会部・下里潤、豊島鉄博)

熱中症、沖縄で新たに2人死亡 救急搬送520人 既に死者5人...の画像はこちら >>
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