「『生きる』を政治の真ん中に」をうたい文句に掲げる高良氏。長引く物価高で生活者は疲弊しているとし「消費税の減税、ガソリン暫定税率の廃止をしっかりと訴え、勝ち取っていかなければならない」と力を込めた。
平等な社会で生きる重要性も主張。公示当日も午前5時に起床して家事を終え、子どもに朝食を食べさせてこの場に立った。「女性の政治参加は、多くの働く女性がそうであったようにまだまだ負担が大きい。憲法に定める平等を一人一人が獲得できるように力を尽くす」と語った。
基地被害のない沖縄で平和に生きる権利の獲得も掲げる。県内では軍人による性暴力が後を絶たず、PFAS汚染の問題が生活を脅かしていると指摘。名護市辺野古の新基地建設にも多額の予算がつぎ込まれていると批判した。
高良氏は「もっと生活者に予算が振り分けられなければいけない。次の戦争を起こさせないためにも、ミサイル基地配備など軍拡を止めていく」と述べた。
沖縄選挙区では他に、いずれも新人で、自民の奥間亮氏(38)=公明推薦、N党の真喜志雄一氏(34)、参政の和田知久氏(65)、無所属の比嘉隆氏(47)の4人が立候補を届け出ている。