参院選沖縄選挙区に立候補を届け出た参政党の和田知久氏(65)が3日、那覇市おもろまちのみずプラッサ前で第一声を上げた。和田氏は「(2万円給付などの)お金を配るのではなく、本質的な問題解決のために消費税廃止を」「正社員を増やして手取りを増やす」などと経済政策を訴えた。

 基地問題については「戦後80年たっても、国内の米軍の専用施設が70%も沖縄にある。これを何とかしないといけない」と強調。辺野古新基地建設に反対してもコストが増すだけで、現状は手詰まりだとした。「日米同盟を軸に、米軍基地を日本の施設に戻すべきだ」と防衛力強化を訴えた。
 一方、外国人をやり玉に挙げ「テーマは日本人ファーストだ」と声を張り上げる場面も。「政府は少子化を解決するために(賃金の)安い外国人労働者を入れる。そのために私たちの給与も上がりにくい」と持論を展開した。
 この後、県庁前広場や旭橋交差点など、那覇市を中心に街頭演説を行う予定だ。
 沖縄選挙区ではそのほかに、いずれも新人で、自民の奥間亮氏(38)=公明推薦、N党の真喜志雄一氏(34)、「オール沖縄」勢力が推す無所属の高良沙哉氏(46)=立民、共産、社民、社大推薦、無所属の比嘉隆氏(47)の4人が立候補を届け出ている。
参政党・和田知久氏が第一声「お金を配るのではなく、消費税廃止...の画像はこちら >>
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